父母のための栄養学

母が亡くなった

齋藤あい 昭和3年5月31日 生まれ 享年89歳1月5日 午後4時 眠るように死去 1月8日(金) 午後7時 お通夜 1月9日(土) 午前9時 出棺 午後12時30分 葬儀父は、何度も、こんなに簡単に死ぬものかという。まさに眠るように亡くなった。 まさに眠る様に亡くなった…

ウオーキングマシンを買った

2万円で買えたたので、冬期間父の運動用に買った。12/28のことである。落ちるときは落ちるのだが、落ちない時もあることがわかってきた。いつでも出来るのがいいところなので、早朝高血糖対策に使ってみることにした。当然のことなのだが、血糖値が高い時は…

12/1は父母の結婚記念日

夕食の用意を買いに行って気がついて、急遽、お寿司をかった。 母は、「あはは」と笑い、冗談も言うし、機転のきいた言葉も発する。 時に頑固で、時に物忘れもするが、これは誰でも同じである。 父をいつも寝ているというが、自分もよく寝ている。 そう言う…

朝夕に食事を作る。

早いもので、父母の家に食事を作って持っていくようになって一年である。最初の頃は色々な問題があったが、何とか乗り越えてきている。 毎食の食事は、とにかく良質のタンパク質、脂質を入れることを狙っている。 魚を焼き、煮付ける。 昨日、「かすべ」を見…

『後片付け達人』への道。年をとるということ、未来を見ることの出来ない馬鹿な役人の考えている老人政策、介護政策。

最近、後片付けを担当している。 と言うか、食事作りと後片付けを一体のものとして行う必要性を感じている。そこで、どうしたら効率的に食事作りー>後片付けを行えるかを組み立て始めている。継続可能な生活のパターンとして食事作りを行うのだ。 一番基本…

排除の社会『狂気、異端』を隠す社会。認知症の発見

ミシェル・フーコーさんの本を昔読んだはずなのだが、見つからない。フーコーさんは『狂気』『監獄』とは何かということを考えていた人である。『気持ちの悪い(日常が想像できない)存在』とを特定の空間に閉じ込めて排除するということが、いつどこで始ま…

父母との会食、笑う門には福が来る。

桜沢如一さんは言う「腹の底からワハハと笑える人生は楽しい」と。 マクロビオテック(食養)はあまり好きではないが、その言葉は納得できるものが多い。(何らかの宗教を信じることはないが、その経典の言葉は好きなようにである。) 今日(10/4)は、和歌山…

「瓶蒸し」(自宅缶詰め)最高である。無水鍋に続き保温鍋も参戦!

数日前から『瓶蒸し』と言う調理を初めている。 最初は出張の時の外食用と考えていたが、どうも、もっと広く食事の組み立てに使えそうである。旨くて栄養価が高く、時間を短縮できて、味付けや内容を自分でコントロールできる。 常温で保存が可能である。(…

家族の食事を作ること(4)何を作るかという指針 仮説と検証の繰り返しこそが人生

日々の糧を得るための仕事以上に大きな物のために生きることを忘れてはならない。それを「目的」と呼ぶ人もいるだろう。 それを失った時、見つけられない時、『病』と呼ばれる。 料理作りは人生と同じである。大事なことは、「料理」の目的である。 目的を失…

家族の食事を作ること(3)『瓶蒸し』最高である!

糖質制限は、とにかく外食に困る。 チーズとゆで卵ばっかでは辛い。 和歌山に10日位出張なので、どうするか困っていた。 母は歯が悪いので固い肉が食べられない。茹でても焼いても、固いと悲しむ。 煮魚が大好きなのだ。焼く事もあるが、出汁で焼いた後で煮…

お盆の夕食を父母と共にした

お盆である。すでに、父の兄は亡くなり、実家にお水揚げに行くこともなければ、仏様にお参りに行くこともない。 時が経つということは寂しいものであると同時に、色々と面倒がなくなるということでもある。今年は色々と忙しかったので、妻の実家に行くのは休…

家族の食事を作ること(2)継続可能な食事作り

毎日の食事作りは、継続が可能でなければならない。自分が老いて様々な事が出来なくなっても、ある程度は可能でなければならない。料理の解説では、多くの場合、一つのアイテムの作り方を材料が揃っている状態から完成までを記述する。しかし、私達が料理を…

家族の食事を作ること(1)

父と母の食事を作り始めて10ヶ月位になるだろうか。最初の頃は週に数回だったのが、今年に入ってから毎日になった。 そろそろ、色々なノウハウが集まってきたのでまとめていきたい。 毎日の食事を作る事を継続するには短い時間で作れなければならない。 4月…

母の笑い話

母が、『もの忘れして大変だ』といったので、「おれもそうだ」と答えた。 『お前とは親子程も離れているがね』と言って大笑いをした。 611566

糖尿病の食事学 シーズン2 糖質制限の日々  死に至る病の記録 血糖値プロファイラーの仕様も少々

記録の入力が面倒なので、データをスキャンしたものをリンクする事にした。 どうだろうか。2015/7/31(金曜) 2015/7/30(木曜) 2015/7/29(水曜) 2015/7/28(火曜)今日は3回目の血液検査 項目 時間 mg/dl 増減 経過 1時間@ コメントなど [体重] 2:00 86.4kg …

思い立ったら『ポテサラ』 料理は手作りが一番

なかなか、時間が取れないということで、お惣菜を買うことが多い。 しかし問題は何が使われているかである。 昔から大好きだったのが、ポテトサラダである。 母はよく作ってくれた。 当時にしてはモダンな料理だったのだろうなあ。 ハムを散らしたり(贅沢な…

2015梅干つくり(5) 土用の梅干し

2015年の梅干し作りはこちら 前回(2010年)の記録はこちら 梅雨明け宣言はまだであるが、今日から土用の梅干しを始めることにした。 樽から上げて、用意した干し場所に持って行って重ならないように広げる。86歳の母が、撮ってくれた。多分はじめてのデジカ…

父母と飲む ユーモアは現実を受け入れるための技術

最近は、毎週一回は父母の実家で一緒に食事をする。隣に家を建てた時は月一回皆で食べようと行っていた。 年寄りの食事は、こぼしたり、歯のない口を大きく開けて笑ったりと、余り他人には評判が良くない。 なので、僕一人が一緒に食べる事になった。 季節の…

思い出の料理

母は、豆腐の卵とじをよく作った。確か絹ごしだったと思うが、だしつゆと煮て、卵を落とすのである。ホロホロと言っていたなあ。僕はそれが好きで時折ねだった。今朝、作ってみた。 豆腐をこちらで使ったので、味噌汁は豆腐なしであった。 大体、昨日の残り…

水泳、読書、雑感、夜半の母、食事

今日(すでに昨日だが)は1km泳いできた。 金曜の午後、暖かくなりかけた太陽が気持ちよく、水が綺麗だった。 24分というのは、早いか遅いかわからないが、気持ちの良さは格別である。市営プールは50mなので10往復というところが分かりやすい。 さっき、…

母の笑い顔

母は、「夜眠れない」と訴える。 病院に安定剤を処方されているのだが、多めに飲んでいるようであった。(ようやく先日から僕があずかることになった)僕は「眠れない」と言うのは、眠れない夢を見ているだけだと思っている。 夜中に目が覚めてまた寝るので…

毎週のことだが、楽しい夕食

毎週一回は実家で父母と夕食を食べることにしている。 毎日作っているのだから、当然ながら、料理は僕と妻が作る。誰かを理解する上で、その人がどんなものを食べているのかを知ることは重要である。 毎日の朝夕にヨーグルトに果物を入れて食べてもらってい…

父母のための栄養学(7)ここ数ヶ月の総轄 調理の最適化とは何であろうか(2) 試論

調理の手順について考えている。まだ自分の動きに不合理が有るので考える。 1) 味噌汁、鍋に使う雪平に水を入れてダシを投入してから火をつける。2) メニューを決めて使う材料をすべてテーブルに出す。 肉も野菜、卵、と色々とあるが使うものは、皆出すこと…

父母のための栄養学(7)ここ数ヶ月の総轄 調理の最適化とは何であろうか(1)

昨年10月に初めて、今年1月からは朝晩毎日食事を作っている。猛烈に面白い。 自分が年をとってできることが少なくなった時に、忘れないために毎日の記録とをとっている。 子供達が、「父母のため」と思いこの記事を読んでくれたらいいなあ。 10月にスタート…

父母のための栄養学(6)鮭の煮浸し

「鮭の煮浸し」は新潟の郷土料理だそうだ。1)鮭を焼きながら、味醂と酒と醤油で煮汁を作る。 2)皮が焦げないくらいまで焼けた所で、煮汁に入れる。 皮が漕げると余るよろしくない。身は少々火がとおっていなくても良い。 3)鮭を入れて、ユックリと加熱…

父母のための栄養学(5)タンパク質と脂肪とミネラル、食物繊維を「豚鍋」から摂る。

料理を作るときはいつもきにしてることは、「タンパク質と脂肪」をいかに摂るかである。 幾つかの料理を組み合わせて私達は体の欲求を満足させる。夕食に、一日置きに「鍋」と「魚の煮付け」を作り夕食に出すパターンになってきている。朝は鮭などを焼くが、…

父母のための栄養学(3)禍福は糾える縄のごとし

母は、2014年12月24日に腰を痛めて、立って歩けなくなった。 台所仕事が出来なくなったので妻と僕が毎日食事を作って持っていくようになった。 腰を痛める「原因を作ったと母が思っている人」が家に遊びに来ると「人を助けて我落ちる」と言い、その人を責め…

父母のための栄養学(2)朝食の組み立て 具だくさん味噌汁を手軽に

基本的に、ベースのアイテムはうちの家族と同じである。朝食は大事なので、特に気を使う。「味噌汁」を最重要として作ることになる。 母は、固形物だけでは喉を通らないので、味噌汁の具を多くすることにした。 味噌汁は大きめの雪平で作り、取り分けて持っ…

父母のための栄養学(1)

ヒトと他の動物の違いを論じるとで「料理」が挙げられる。食卓を囲み一緒に食事をするのは「ヒト」だけだと論じられる。ほとんどの生き物は遺伝のレベルで「何を食べるのか」ということが組み込まれている。 ヒトは「料理」と言うプロセスを持ったことで環境…