工場日記

阿賀野高校生徒の自殺を考える。(9)労働組合の時代の「イジメ」

おおよそ16年前、僕は新潟金属という鉄工所の組合の委員長になって、親会社(大平洋金属)と交渉した。【注0】結局、0円だった退職金が割増されて1億3千万円となり、労働争議は終わった。 この出来事は、僕に様々な教訓を与えてくれた。 いつかまとめな…

桂むき

月曜までに返す資料をダンボールいっぱいあずかってきたので、大忙しである。 今日はこれの練習をすることにしよう。 桂剥きを自分で作って、刺身でいっぱいである。342184

ジェレミー ブレッヒャーさん

ジェレミー ブレッヒャーさんという在野の研究者が書いた本「ストライキ!」晶文社 1980 がある。どうしているのかなあと思ったら、彼自身のサイトがあった。お元気なようである。 Gさんの政経問答ブログに詳しく書いてあったので嬉しかった。 岩下雅裕さん…

バレンタインデーの思い出

僕はおやじが50年勤めた鉄工所に4年近く勤めた。バレンタインと言うと、そこ工場の食堂での事を思い出す。昼休みになると、工場に各所にいる作業員が集って来る。皆無言で、思い思いの席に座る様に見える。 しっかりと場所が決まっているのだが、最初は気…

組合の本質

組合の本質は、自分自身をも含めた組織全体を批判的に見る目である。会社の中で働く社員が上層部の間違いを社会的に公表して正す。 公平であるべき社会の姿を実現する為の使命が有るのだ。わずかな賃金の中から集められた組合費を使うのだから忘れてはいけな…

いじめの生態学 僕の工場日記

工場で働いていた頃の話である。Kさんという人が、毎日活性炭のススだらけになりながら働いていた。 何か他の人とは違うなあと思いながら、彼は一番下っ端の仕事を黙々と続けていた。僕は、労働組合の委員長になった。歴代の委員長は皆、課長になって事務所…

人生最高の日 あきらめてはいけない事を知った日

それは多分1999年の6月くらいだったと思う。何度も何度も思い出しては涙が浮かんで来る。 【 工場日記 】33歳の頃、東京での人生に区切りを付けて、地元に帰って来たが仕事は無い。 オヤジが長く経理を勤めていた新潟金属という小さな金属加工の会社に入る事…