12/1は父母の結婚記念日

夕食の用意を買いに行って気がついて、急遽、お寿司をかった。



母は、「あはは」と笑い、冗談も言うし、機転のきいた言葉も発する。
時に頑固で、時に物忘れもするが、これは誰でも同じである。
父をいつも寝ているというが、自分もよく寝ている。
そう言うと、そのとおりだと納得する。


父はコップに1杯半日本酒を毎日欠かさないで飲む。
1杯目が終わる頃、「ああ、眠くなった」という。
食事が終わったあとの片つけは父の仕事である。
片つけ終わると玄関の前の椅子に座ってタバコを一本すって、眠る。



お寿司の横の小鉢は今年の国体の帰りに、大阪でかった。
デビューである。



何っもいらない、いらないと言いながら残さず食べるのだから、これは元気であろう。

本日のメニュー

【結婚記念日特別】
 寿司と箸休めの小鉢(おから、帆立の柔らか煮:惣菜品)
 秋鮭の西京(味噌、酒、ごま油)
 焼き餃子、焼きイカ(惣菜品)
 チンジャオロース(昨日の残り)
 レバニラ炒め(今朝調理)
 鳥の足の唐揚げ(惣菜品)
 海老天(惣菜品)


◯宗八カレイの煮付け
◯ヨーグルトとフルーツ(食事定番)
◯汁(鱈の白子、塩タラ、きのこ類、白菜、青菜、焼き豆腐

◯は定番、汁で野菜とタンパク質を取る。


ヨーグルトを一年続けたら、母の舌の荒れ、便秘が消えた。
マグミット(便秘薬:下剤)を止められたのは体の調子が良くなったからである。
しかし何か薬を飲んでいないと気が収まらないようなので、現在はビオフェルミンエビオス錠を飲む。
これもまたいいのであろう。


秋鮭は安いのだが、脂がないので、西京漬けにするときにごま油を足す。
2−3日たった辺りが、身も柔らかいし、塩味も程よくて食べるに適当である。
半額になっているものを買ってきて、カレイをさばくときに一緒に半分にして漬け込む。



去年の今ごとは、毎月、内科に行っては精神安定剤(ディバス)を貰いまっすぐにも歩けなかった。
こちらも6月から飲んでいない。






二人は昭和29年12月1日に結婚した。
僕が生まれるのは35年3月である。



父母の人生は僕の人生の一部なのだ、僕の人生は子供達の人生の一部なのだろうか。
不思議なものである。


父とは、同じ会社で、和文タイプをしていたことがきっかけで出会ったのである。

結婚後、母は、『「毛糸を使ってニットの洋服を作る機械」を売るための編み物教室』の先生を始めることになる。
その後で和裁の先生も始める。

勝ち気で活発な娘である。



この宿は、どうなっただろうか、昨今の温泉は普通の宿が減った、皆、(どこかで調理された)ご馳走料理を出す。


この犬がなかなかいうことを聞かないで困ったと母は言っていた。困ったのは犬のほうだろう。






すでに僕も55歳、この二人は24歳、僕より31歳年下の若者である。

若くて、活発で、未来を信じている。

僕はまだ未来を信じているだろうか?
子供達は、未来を信じることができるだろうか?


10年前の二人

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