いじめ

自己変革は可能か(1)「生徒の教師への授業評価是か非か」

「尾木直樹の教育相談室: 悩みを前進力に変える70のヒント」を読んだ面白かった。教師や親に読んでもらうための本なので「糖衣錠」である。 一問一答形式で読みやすいし具体的な内容であって、分かりやすい。尾木先生の「苦い薬」も素敵なので、そちらも一読…

体罰ってなんだろうか?(2)僕は体罰が問題ではないと考える。

体罰に関してのブログを書いた。体罰(暴力)をどう考えているかを書かねばならないと感じたので書くことにした。 僕は体罰だろうが、殺人だろうが、レイプだろうが(起こっている現実を)直視(そこには理由があるという意味で「容認」)する。教育的な指導…

体罰ってなんだろうか?(1)体罰は教師の行う「イジメ」である。個人とコミュニティの閾値との関係が重要だ。

体罰は教師の行う「イジメ」である。 体罰は『コミュニティにおける「価値」に対しての「裏切り者への制裁」』である。 まさに「イジメ ストライク」である。 前置き【ディベートの為の共通理解】ヒトは多重的、多層的にコミュニティに属する。 子どもの場合…

「保健室登校で育つ子どもたち」一読

2005年、農文協の本である。かなり泣けた。困難な状況に陥っている子どもが、変わろうとする姿には涙が出てくる。 同時に、その子のコミュニティの困難の表出でも有る。養護教諭、教師達が子どもの困難を自分の問題として受け止めることで互いに成長して行く…

体験と歴史の衝突【 田中克彦先生の『従軍慰安婦と靖国神社』を読んだ(3)。】

田中克彦先生の著作に対して、「従軍慰安婦」の歴史的智識が無いとかいう輩がいるが、それなりに筋は通っている。 日本の国内でしか通用しない「筋」ではあるが........大事なことは田中先生の語っていることはあくまで「個人的な体験」であることなのだ。 …

阿賀野高校生徒の自殺を考える。(9)労働組合の時代の「イジメ」

おおよそ16年前、僕は新潟金属という鉄工所の組合の委員長になって、親会社(大平洋金属)と交渉した。【注0】結局、0円だった退職金が割増されて1億3千万円となり、労働争議は終わった。 この出来事は、僕に様々な教訓を与えてくれた。 いつかまとめな…

阿賀野高校生徒の自殺を考える。(7)

どうしたら、子どもは親に話してくれるのだろうか? 僕が校長にいじめ殺された(象徴的な意味ですよ)三役会でも問題としてあげた項目であるのだ。 学校アンケートの中に父母からの声として「学校のことを話してくれない」という声が載っていたのである。親…

阿賀野高校生徒の自殺を考える。(5)

自殺の兆候はみられなかったと、子どもが自殺した時によく言われる。自殺の兆候って何だろうか? まさか、子どもが「自殺したい」とお便り手帳に書いてくるとでも思っているのだろうか? リストカットのような自傷行為がそれに当たるとでも考えているのだろ…

阿賀野高校生徒の自殺を考える。(4)

書けば少しは考えがまとまるかと思ったが、ますます腹が立って来た。問題の本質は、教育を他人任せにしている私達市民である。しかし、頑強な公務員軍団は無誤謬(間違えがない)であるという確信を持っている。 そして、これは当たり前である、間違えている…

阿賀野高校生徒の自殺を考える。(3)

僕の子どもが通っている中学から回覧が来た。子どもの自殺に関してのアナウンスである。 12/10なので「阿賀野高校生徒の自殺」の調査報告が出る前である。何事かなあと思いながら読んでみたらびっくりである。 家庭で自殺が悪いことだと話をしろというのだ。…

阿賀野高校生徒の自殺を考える。(2)

2年前、僕は真剣に自殺を考えた。 ビジネス上のトラブルからかなりの額の借金が生じたのである。 自殺でも経営者保険で2千万円が入ってくるのである。 その時、僕の周りにいた誰も気が付かなかったと思う。その後、会社を経営する友人と話をすると、皆同じ…

阿賀野高校生徒の自殺を考える。(1)

今年は、色々なことが有った。何度かこのブログでも書いているが、僕はイジメを受けて学校に行けなくなった経験を持っている。 いまも、子供達の状況は同じであると感じることがあった。そして、今年、PTAの副委員長となった。 そして、PTAと言う仕組みがい…

阿賀野高校生徒の自殺を考える。(6)

休み時間、教室でぽつんと座っている子がいる。どこのクラスでも、誰とも話さないでポツンと座っているのだ。 僕は授業参観に行くと休み時間こっそりとクラスを覗く。皆が楽しそうに話をしている時、一人でぽつんと座っているのである。どのクラスでも、そう…

「信頼と裏切りの社会」 一読。すごい本だ!

先日、娘の誕生日のプレゼントにモレスキンを買いに新潟のジュンク堂に行って本を見つけた。「信頼と裏切りの社会」 2013/12/24 ブルース・シュナイアー (著), 山形 浩生 (翻訳)山形 浩生さんは大好きな方で、新しい本が有るなあと思い、パラパラと見て、恐…

「学習する組織」ピーター・M・センゲ

ピーター・M・センゲさんの本(学習する学校)を以前読み、姉妹編とでも言えるこの本を読んだ。昔から、感じていながら「言葉に出来ない思い」を彼は見事な文書で表現していた。 まさに感動である。P49 で「メタノイア」と言う言葉を彼は紹介している。 心の…

僕は成人のADHD

先日子どもが海に釣りに行きたいということで一緒に行った、 その時に「成人期ADHD 診療ハンドブック」と言う本を読んだ。 大変面白買ったのですこし書くことにする。 巻末のADHDチェックリストである。 1 物事を行うにあたって難所は乗り越えたのに詰めが甘…

僕のイジメ(られた)体験

私はこんなことを考えています。いずれも文科省のいじめに対してのガイドラインとは異なっているものと思います。 しかしながら、数十年にわたるいじめに対する取り組みが有効な効果を持たないことを勘案するとパラダイムシフトこそが必要なのだと思います。…

学校は裁判所ではない。刑務所でもない。

先日、PTA総会で発言をした。 この中に「学校は裁判所ではない』と言う一節を入れた。子どもがイジメにあっていると知った親は学校側に申し入れる。 担任にイジメの加害者に対しての罰を与えるように言うのである。 そして担任は加害者の聴取をする。加害者…

PTAの副会長になった。イジメの議論と、これからの活動 NPOに向けて。

イジメと呼ばれる現象に何とか関わっていきたいと思っている。 僕自身が、イジメを受けた事があるからである。2012年には3年くらい議論を続けていきたいと思っていた。PTA総会が先月の末に有った。 一番最後に挨拶をすることになって話そうと思い原稿を練っ…

「いきれる」児童の制御方法としての指導代行者としてのいじめっ子

私は「いきれる」子でした。多動児(ADHD)と現在では分類される子どもでした。(恐らく) 多動児(ADHD)と学級崩壊の関連性に関してはもっと考えねばならない問題です。 高校の頃、隣のクラスで特定の先生の授業の時にバスケットボールを黒板に投げつける…

中川翔子さんのいじめの事

良い事、書かれているなあ。渦中に有る子どもには辛い事ばかりなんだ。どう考えれば良いのだろうか? 朝日新聞デジタル 記事2012年8月14日23時19分 《いじめられている君へ》中川翔子さん中川翔子さん ■逃げて まず自分が大事 無理して学校に行く必要なんか…

人生のABC

恋のABC A=キス B=ペッティング C=セックス D=妊娠 最後=同じお墓に入る 何かの本で読んだことが有る。何だったけなあ。A~Dは高校生の話題である。 性に興味をもっている時にどこまで行ったかとか色々と話す(僕には経験は無いが)。 実際に重要なのは、『…

いじめ:《いじめを見ている君へ》田中泯さんのコメント

朝日新聞の記事で、まともだなあと思える記事は少ない。田中泯さんの意見はまともである。 子どもを大人の幼虫ではないと言っている。 子どもが大きくなって肉体的に子どもを作れる様になると、その状態を大人と呼ぶ。 ある日突然子どもではなくなるという点…

いじめ

先日、教員の人と話しをする機会があった。いじめの話になった。僕は、以下の様な事を話した。いじめは『性欲』の問題であって、現在の様な教育で解決は出来ない。現在の様な教育と言うのは「教室に性欲が存在しない」と言う考え方がドグマになっている教育…

良い先生、もっと良い先生(2)

書きたかった事は、自動車の違反講習の先生事である。彼は何十年も警察官としての仕事をして、いまは講師の仕事をしている。その何十年かの仕事の中では、多くの交通事故の現場を見て来た。血まみれの事故現場、悲惨な状況、無謀な運転、いずれも彼の心に映…

良い先生、もっと良い先生(1)

小さい頃いじめられていたからどうやら僕は先生になりたかった。 大学では教職課程をとって、教員免許を持っている。キャノンの子会社に入った時も、講習会のテキストを作る仕事をした。 講習会の講師になって、講習会もかなり行った。地元で起業してからは…

良い先生、もっと良い先生(3)

考えてみれば、学校の先生は可哀想だ。不思議な事に、親が教師だと子どもも教師になる事が多い(笑)。 世襲制とは困ったものだが、実際にそうだよなあ。 これには異論も有るだろうが、一回調査してもらいたい。教師の親、親族に占める教員関係者の割合を出…

欲望に蓋をする事は出来るのか?

こう言う記事を見るたびに思うのだ。 子どもは20万年にわたって虐待され続けて来たし、性の対象であった。 若いメスの方が生殖能力は高いのだからオスはそれを求めるのだ。ハーレムにあこがれを持つオスも多い。 ハーレムで生まれた女子はまた性の対象とな…

本が二冊きた。

回復への道のり 親ガイド―性問題行動のある子どもをもつ親のために (性問題行動・性犯罪の治療教育シリーズ1)作者: T.J.カーン,藤岡淳子出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 2009/08/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を…

回復への長い道のり 親ガイド ティモシー・J・カーン著 藤岡淳子監訳

回復への長い道のり 親ガイド ティモシー・J・カーン著 藤岡淳子監訳 『性問題行動のある子どもをもつ親のために』が届いた。一読して涙が出て来た。 性犯罪を行った子供の親に対して、カーン博士が行っている働きかけを紹介した物である。実に興味引かれる…