お盆の夕食を父母と共にした

お盆である。

すでに、父の兄は亡くなり、実家にお水揚げに行くこともなければ、仏様にお参りに行くこともない。
時が経つということは寂しいものであると同時に、色々と面倒がなくなるということでもある。

今年は色々と忙しかったので、妻の実家に行くのは休ませてもらい、父母と会食をすることにした。



お寿司を買ってきて、皿に並べて持っていった。

母はご飯を盛ってきて、お寿司を食べながらご飯を食べた。

お寿司、少し余ったので、ラップして冷蔵庫に入れた。
さいころ、父は時折、寿司をおみやげに夜遅く帰ってきたものである。
翌朝、目覚めた僕は、一晩冷蔵庫に入っていた寿司を食べた。
そんなことを父と話した。
母はよく覚えていた。

お寿司がご馳走だった頃のはなしである。





糖質を取らない僕は寿司を食べることもなく、糖質0ビールとウイスキーである。
勢いでカニクリームコロッケを食べてしまった。
カニの爪と僅かな蟹肉に小ぶりのクリームコロッケがくっついているのである。
好きだったなあ。

118mg/dl ->158mg/dl (+40mg/dl)の食事である。
まあまあ良いところだろう。







結構オカズがあったので明日の朝はお味噌汁だけでいいねと言っていたので、いつも作る魚の料理を持って行かなかった。

午前遅くに行ってみたら、お昼のオカズが何もなかった。朝ガンガン食ったのだろう。




朝は味噌汁を8人分作って、4人分(朝昼二人分)持っていくのだが、少し(0.7人前)しか余っていなかった。
なのでうちに余っている味噌汁と、親子丼の具を作って持って行くことにした。



老人の食事は、3食の間適切なタンパク質を体に提供することが重要である(と僕は仮説を立てている)。

そして、毎回ちょっと多めに作って、少しずつオーバーラップさせていくことで多彩な食卓を維持するのである。





朝、母と台所の勝手口で別れるときに、顔を合わせたのだが、目が昔の目に戻っていた。
老人の、焦点があっていない目ではなく、しっかりと僕を見ている目だった。

なんか嬉しかった。



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