教育

まさに「ビッグ・ブラザー」ある。東京都議会選挙に思う。

黙って俺の言うことを聞いて、言われるままにしていろ。お前たちは愚かなのだから何も分かっちゃいない。年収が低いのは愚かさの証明だ。 しかし、決して政治家と選挙民の関係だけではない。 民主主義というのは為政者が民の声を聞くのがその根幹である。 市…

アーサー・クライマン「病の語り」、アーサー・W・フランク「傷ついた物語の語り手」

気になって、買った。届いて一読、かなり凄い。 色々と、考えていたことがドンピシャであった。専門家の独占している医療と呼ばれる権益領域の問題を考えねばならない。この動画は余り好きではないかもしれない(2019/7/13)。素晴らしい、今年は哲学者にな…

娘の進路指導に行ってきた。(1)

こちらに続く...... 娘の進路指導ということで、学校で高校の先生と話をした。 僕の子供の進路に関する考え方を伝えたほうがいいと思ったので、文書にまとめて渡した。 アップしたので見て頂戴->life_1.pdf 君たちの直面していく社会ってやつは、猛烈にクソ…

娘の進路指導に行ってきた。(2)

こちらの続き...... 言語で伝達可能な「知識」を伝える事は「銀行型学習」という。 そして、(学校)教育は生徒がいかに優秀な「知識のれ物」であるかの順位付けに終始する。 何のための順位かといえば、『既得権益の分配』の順位付けであり、スムーズに権益…

人は孤独には耐えられない 上村さんの事件に思う 「ドロップアウト」のコミュニティ論(2) 新発田での殺人事件

あたかも「上村さん」の殺人事件を特殊な事件のように扱う風潮には異議を唱えたい。 マスコミは「イスラム国」の残虐性との関連を唱えるが、アホじゃなかろうかと思う。先にあるのは「ヒトの残虐性」である。 それは僕にも、誰にでもある。 単にそれぞれの状…

教室の親としての教師、家庭の教師としての親 (1) 教育行政の分割統治

今日学校の役員会に行って、ペーパーを配布してきた。 以前、僕は校長に発言するなと言われたので、なにかペーパーを作らなければと思っていた。そこで、このペーパーを作って10人余のPTA役員に配布した。 返す刀で教務室で配布した。基本的なコンセプトは…

自己変革は可能か(2)教室の親としての教師、家庭の教師としての親

今、「百年しばた」で教育の問題についてのペーパーを作った。思ったことは伝えるのが難しい。 思いのままに書いたら今ひとつなのである。 20人位の友人に読んでもらったのだが、教師の反応が今ひとつのあのである。 それはそうである。 学校のPTAでの体験…

自己変革は可能か(1)「生徒の教師への授業評価是か非か」

「尾木直樹の教育相談室: 悩みを前進力に変える70のヒント」を読んだ面白かった。教師や親に読んでもらうための本なので「糖衣錠」である。 一問一答形式で読みやすいし具体的な内容であって、分かりやすい。尾木先生の「苦い薬」も素敵なので、そちらも一読…

体罰ってなんだろうか?(2)僕は体罰が問題ではないと考える。

体罰に関してのブログを書いた。体罰(暴力)をどう考えているかを書かねばならないと感じたので書くことにした。 僕は体罰だろうが、殺人だろうが、レイプだろうが(起こっている現実を)直視(そこには理由があるという意味で「容認」)する。教育的な指導…

体罰ってなんだろうか?(1)体罰は教師の行う「イジメ」である。個人とコミュニティの閾値との関係が重要だ。

体罰は教師の行う「イジメ」である。 体罰は『コミュニティにおける「価値」に対しての「裏切り者への制裁」』である。 まさに「イジメ ストライク」である。 前置き【ディベートの為の共通理解】ヒトは多重的、多層的にコミュニティに属する。 子どもの場合…

ソーシャルスキル批判(4)デートレイプについて考える授業

中学二年生になると、デートレイプの授業が有る。 要約すると内容は。 1)男の人に迫られた時、はっきりと「嫌だ」と言いなさい。 2)女にひとに「嫌だ」と言われたら、やめなさい。誠にそのとおりである。ソーシャルスキルと言うのは、自分の意志をはっき…

「保健室登校で育つ子どもたち」一読

2005年、農文協の本である。かなり泣けた。困難な状況に陥っている子どもが、変わろうとする姿には涙が出てくる。 同時に、その子のコミュニティの困難の表出でも有る。養護教諭、教師達が子どもの困難を自分の問題として受け止めることで互いに成長して行く…

体験と歴史の衝突【 田中克彦先生の『従軍慰安婦と靖国神社』を読んだ(3)。】

田中克彦先生の著作に対して、「従軍慰安婦」の歴史的智識が無いとかいう輩がいるが、それなりに筋は通っている。 日本の国内でしか通用しない「筋」ではあるが........大事なことは田中先生の語っていることはあくまで「個人的な体験」であることなのだ。 …

「信頼と裏切りの社会」 一読。すごい本だ!

先日、娘の誕生日のプレゼントにモレスキンを買いに新潟のジュンク堂に行って本を見つけた。「信頼と裏切りの社会」 2013/12/24 ブルース・シュナイアー (著), 山形 浩生 (翻訳)山形 浩生さんは大好きな方で、新しい本が有るなあと思い、パラパラと見て、恐…

「学習する組織」ピーター・M・センゲ

ピーター・M・センゲさんの本(学習する学校)を以前読み、姉妹編とでも言えるこの本を読んだ。昔から、感じていながら「言葉に出来ない思い」を彼は見事な文書で表現していた。 まさに感動である。P49 で「メタノイア」と言う言葉を彼は紹介している。 心の…

僕は成人のADHD

先日子どもが海に釣りに行きたいということで一緒に行った、 その時に「成人期ADHD 診療ハンドブック」と言う本を読んだ。 大変面白買ったのですこし書くことにする。 巻末のADHDチェックリストである。 1 物事を行うにあたって難所は乗り越えたのに詰めが甘…

僕のイジメ(られた)体験

私はこんなことを考えています。いずれも文科省のいじめに対してのガイドラインとは異なっているものと思います。 しかしながら、数十年にわたるいじめに対する取り組みが有効な効果を持たないことを勘案するとパラダイムシフトこそが必要なのだと思います。…

学校は裁判所ではない。刑務所でもない。

先日、PTA総会で発言をした。 この中に「学校は裁判所ではない』と言う一節を入れた。子どもがイジメにあっていると知った親は学校側に申し入れる。 担任にイジメの加害者に対しての罰を与えるように言うのである。 そして担任は加害者の聴取をする。加害者…

PTAの副会長になった。イジメの議論と、これからの活動 NPOに向けて。

イジメと呼ばれる現象に何とか関わっていきたいと思っている。 僕自身が、イジメを受けた事があるからである。2012年には3年くらい議論を続けていきたいと思っていた。PTA総会が先月の末に有った。 一番最後に挨拶をすることになって話そうと思い原稿を練っ…

....楽しい人生を用意しようとしないで、義務の人生を押し付ける......

定本育児の百科 (岩波文庫)〔全3冊セット〕作者: 松田道雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/02/15メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 54回この商品を含むブログ (23件) を見る 松田道雄先生の「育児の百科」を読みなおしたのだが、良いことが書いてあ…

橋下の最悪

この男は、自殺した高校生さえも道具に使うんだなあ。 そもそもの問題は、学校が生徒を募集するために「運動部が全国で優勝して、大学に推薦で入れる」という事を売り物にしている所にある。また、こういった事件が起こっても、学校の経営者(校長・教頭)が…

漢字の勉強事始め

ここ数日の話である。小学校6年間の1006文字の漢字一覧を買った。6年生の息子と一緒に漢字のテストをしてみたが、小学校3年生の漢字も間違えるのである。 跳ねが付く付かない?、棒の数が何本か? 書き順も全わからない。愕然としたが、僕の漢字力はこん…

教師の資質

僕は昔先生になりたかった。大阪の教員が定数割れをしているそうだが、こういう状況の中で教師に成りたいと思わない青年こそが教師にふさわしい。教師は、教育者であり、公務員でもある。 同時に研究者でもあるのだ。自分の信念と憲法に従って、世界の人々が…

次は、不倫検査すれば良いのだ!

大阪の橋下は大嫌いだ。人の内面は、表現される事で自由を守られている。 黙って考えている事はソ連や中国でも許されている。そしてこう言う事は、だんだんとひどくなって行くのだ。誰もがまあ、しょうがないと考える様なレベルの事を行い、段々とハードルを…

良い先生、もっと良い先生(2)

書きたかった事は、自動車の違反講習の先生事である。彼は何十年も警察官としての仕事をして、いまは講師の仕事をしている。その何十年かの仕事の中では、多くの交通事故の現場を見て来た。血まみれの事故現場、悲惨な状況、無謀な運転、いずれも彼の心に映…

良い先生、もっと良い先生(1)

小さい頃いじめられていたからどうやら僕は先生になりたかった。 大学では教職課程をとって、教員免許を持っている。キャノンの子会社に入った時も、講習会のテキストを作る仕事をした。 講習会の講師になって、講習会もかなり行った。地元で起業してからは…

良い先生、もっと良い先生(3)

考えてみれば、学校の先生は可哀想だ。不思議な事に、親が教師だと子どもも教師になる事が多い(笑)。 世襲制とは困ったものだが、実際にそうだよなあ。 これには異論も有るだろうが、一回調査してもらいたい。教師の親、親族に占める教員関係者の割合を出…

欲望に蓋をする事は出来るのか?

こう言う記事を見るたびに思うのだ。 子どもは20万年にわたって虐待され続けて来たし、性の対象であった。 若いメスの方が生殖能力は高いのだからオスはそれを求めるのだ。ハーレムにあこがれを持つオスも多い。 ハーレムで生まれた女子はまた性の対象とな…

本が二冊きた。

回復への道のり 親ガイド―性問題行動のある子どもをもつ親のために (性問題行動・性犯罪の治療教育シリーズ1)作者: T.J.カーン,藤岡淳子出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 2009/08/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を…

回復への長い道のり 親ガイド ティモシー・J・カーン著 藤岡淳子監訳

回復への長い道のり 親ガイド ティモシー・J・カーン著 藤岡淳子監訳 『性問題行動のある子どもをもつ親のために』が届いた。一読して涙が出て来た。 性犯罪を行った子供の親に対して、カーン博士が行っている働きかけを紹介した物である。実に興味引かれる…