幸運な病

「人生痩せたり太ったり(仮題)」のコンセプト(1)

「人生痩せたり太ったり(仮題)」のコンセプトはこちら 「幸運な病」は『僕と妻、そして母』の3人が僕の糖尿病と向き合った物語である。 「血糖値自己測定」という不思議な機器が生み出した奇跡と言ってもいいだろう。 なにせ、糖尿病と診断されて、25年間…

治療でも諦めでもない「寛解」と言う状態。

医療というのは、何を目指すのか?治療というのはいつ始まり、いつ終わるのだろうか?以前は必死に血糖値を測り、毎月A1cを検査して眼底の写真を取りに行っていた。 ここ数ヶ月、行かないことが不安でなくなった。 とは言っても、A1cの自己測定キットを使っ…

「身体と言うコロニー」論 生きることの意味が生まれ死ぬための理由が必要になった。

身体というコロニーに関してである。細菌生物学を勉強していくと、「私達の細胞」と「(DNAの起源の違う)単細胞生命」の間には強い補完間関係があることが分かる。 よく、共生と言われているが、もう少し積極的に見たほうがいい。ヒトは意識において、「自…

遺言である 僕は胃瘻を望まない。何歳であっても、余計な延命も介護は必要ない。尊厳死の宣言。

間もなく90歳になる父は元気である。 毎日、隣り合っている実家からうちに来て食事をする。 作ってある夕食に1.5合の酒を飲んで、家に帰る。 夜半におきて、持ち帰った小皿のおかずをつまみに1合の酒を飲みながら眠る。朝昼は僕が持っていくことも有るが夕食…

インスリン注射「トイレで打って」 理解進まぬ教育現場 教育現場だけの問題ではない

教育現場だけの問題ではない事を十分わかっていなければならない。センセイを責めてもしょうがない。とは言っても、新聞が記事にしたのは、良いことである。 そして、現実の社会において、トイレで(人に見られないように)打っている人は多い。〚 1 〛 〚2 …

東京出張・次の本のこと 国体のお仕事

2015年4月がすべての始まりだった。 眼底網膜症の宣告と生活を変えて病と生きることを決意した。 その後の事は「幸運な病」に詳しい。 母は精神安定剤の中毒、僕は糖尿病と向き合い、なんのために生きるのかということを問い直した半年だった。2016年1月に母…

チト大忙しである。

また東京である。 飲み会含めて泊まりっぱなしである。 次の本の打ち合わせも入るし、楽しみである。 こないだの出張から酒飲んでいない。 もう10日になる。 体重のコントロールは順調である。 毎日500gづつ落ちる。そして今の僕の身体に起こっていること…

ナラティブとは何か 「ヴィンセントが教えてくれたこと」から考える

ナラティブ・メディスン: 物語能力が医療を変える作者: リタシャロン,Rita Charon,斎藤清二,岸本寛史,宮田靖志,山本和利出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2011/08/24メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見る 僕は「幸運な病」の中…

イミテーションゲームを見て思う。ゲイのホルモン治療とII型糖尿病へのホルモン治療

イミテーションゲームという映画はアラン・チューリングという科学者がコンピュータの元を発明した時の話である。 ゲイは病気だから、刑務所に入るか、ホルモン治療受けるかしろと、言う事になり、自殺するのである。 殺すのは野蛮だから治療するというのは…

生活習慣病としてのうつ病

井原 裕さんの本は偶然読んでいた。 と言うか、精神病系の本はかなり読んでいる。 中でも、いろいろと気付かされることが多かった。ネットで、公開されていたのに、ベンゾジアゼピン問題によせて 薬剤師よ、長い物に巻かれるなかれという記事があった。 生活…

恐怖の研究

製薬会社は辛いよ。 病気作って、薬売らなきゃならないのだからなあ。腹抱えて笑っちまった。どうしよう、忘れ物したら、飲ませられるような社会になったら。 あ、もうADHDの子供は一服盛られていることが多いのだなあ。そのうち、社会に不満のある人は薬の…

原因の明確な病気の時代 「治療メソッド学」の研究

かつての病気は原因が明確だった。結核、狂犬病、梅毒、ペスト、コレラ、赤痢、らい病、天然痘、感染症といわれ、特定の細菌が敵として特定された。 これらの病気は特定の細菌(ウイルスの場合もある)が引き起こし、特定の感染症状を持つ。また、どこにでも…

「ためしてがってん」&『たけしのみんなの家庭の医学」て、最低だと思うのですが、誰か賛成の方......

妻は、『世の中の一般的な常識を知らなければならない』と言ってはこの手の番組を暗い顔してみている。 僕は、時折横で見ながら罵倒して見るのを止める。 本気で怒っちゃいけないって思っても腹が立つので、健康に悪い。 流石に血糖値は上がらないとは思うの…

栄養士免許交付数の推移が栄養学を変えることの困難さを示している。

幸運な病の続編を構想している。ベースとなるのは栄養士・医師が信じている食事(生命の仕組み)に対する考え方が間違えている(時代にアップデートされていない)という事をわかることなのだ。これだけの数の栄養士(管理栄養士)が食事を作り、食事指導を…

「政治的に正しい栄養学」が私達を殺す。

今、新しい本を書いている。 構想(シノプス)段階なので、まだまだ時間がかかる。なにせ、フツーに仕事もしなくちゃであるから大賑やかである。 「幸運な病」の各論である。Part1 僕の食事 これは血糖値データーからこのブログの過去の記事から、沢山のスト…

いい医者・悪い医者 ガンに関しての研究(4) 免疫療法に関する文献

がん治療は難しい。 次々と新しい知見が見つかり、昨日までの常識が最悪の結果を招いていたことがわかる。 しかし、「公務員」である医師はマニュアル通りの治療を行わないと犯罪に問われる可能性さえもある。 また、医師である信頼を利用して勝手なものを売…

いい医者・悪い医者 ガンに関しての研究(3) 

がん患者が「がん」で死なないのはなぜか?父の友人の奥さんが、亡くなった。 当然90歳に近い年齢だった。2016年の初めの頃、転んで骨折した。 3ヶ月入院して骨折は治って、退院しようとしたら「お腹がいたい」と訴えた。 痛みの原因は「院内感染」となって…

いい医者・悪い医者 ガンに関しての研究(2) 「栄養サポートチーム」(NST)の取り組み

2016年、本を書くために大量の本を読んだ。 この本は泣けた本のうちの1冊である。「がん」では死なない「がん患者」 栄養障害が寿命を縮める (光文社新書)作者: 東口高志出版社/メーカー: 光文社発売日: 2016/05/19メディア: 新書この商品を含むブログ (3件)…

いい医者・悪い医者 ガンに関しての研究(1) がん治療批判の老舗「近藤誠さん」

妻の父はがんで亡くなった。 もう16年以上前のことである。まだ、がんは特別な病気で人類の脅威であると考えられていた。 手術、投薬、放射線治療が当たり前だった。 当時、相当沢山がんの本を読み「近藤誠さん」の本を知った。 面白かったなあ。その後もが…

自殺を考える

命のSOSとか社会(行政)が「自殺」を助けようとする試みの根底に流れる考え方には違和感がある。 僕は何度も生きてはいられないと思い、人生と向き合った。 事業に失敗してどうにもならなかったことも有る、しかし、誰も気が付かなかった。気がついてもらう…

昨晩の出来事 散歩で一杯!

父は毎日、4時半位から1時間散歩して6時前には家に来る。暗くなる頃なので、季節によって時間は変わってくる。僕は父の到着に合わせるようにして、買い物をして、食事を作る。食事時間はおおよそ1時間、毎日決まった順にゆっくりと食べる。 季節のものをでき…

久しぶりにいい曲だった、そして考えさせられた

「スカイダイビング中のインストラクターの裏切り あべりょう」 しかし、問題が有る。 長い生命の歴史では、子供は食い物で、一番手軽な奴隷だったのである。そんなに簡単に、かわれるわけがない。 裏切りではない、自然の姿なのだ。そう考えるところから、…