....楽しい人生を用意しようとしないで、義務の人生を押し付ける......

- 作者: 松田道雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: 文庫
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松田道雄先生の「育児の百科」を読みなおしたのだが、良いことが書いてある。
赤ん坊の離乳食の時期のことを書いている所で書かれているのである。
『楽しい人生を用意しようとしないで、義務の人生を押し付ける』ってどういうことか考えると「〜しなければならない」と親が考えて子どもにさせることのように感じる。
子どもが大きくなった時に、「どうして〇〇してくれなかったの」と言われないために行うことだ。
子育てのアリバイである。
厚生省や医者が言うことをそのままに子どもに人生を生きさせることなのである。
もし、自分の判断が間違えていたらどうしようと考えると恐ろしくて子育てなど出来ない。
学校や、多くの家庭で行われている。
しかし、それは間違えである。
そして自分の人生を生きることを学べない子どもたちは、自分の人生を生きることの出来ない大人になる。
「育児の百科」が素晴らしいのは、子どもに自分の人生を生きさせることの大事さを伝えているからである。
僕は、友人に子どもが出来たらお祝いにこの本をプレゼントする(相手が望んだ時であるが)。
親にとっても勉強になる本である。
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余談だが、A LIFE LIVED IN FEAR IS A LIFE HALF LIVEDと言うセリフは自分の人生を生きる勇気がいかに大事かということを示している。
確か、ダンシングヒーローの中のセリフのような気がする。
あの映画も、そういう映画である。
あ、思い出したら、涙が出てきた.....
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