本が二冊きた。


本が二冊来た。

回復への道のり パスウェイズー性問題行動のある思春期少年少女のために
T.J.カーン 著
親ガイドの次の巻で有る。

凄い本である。

性犯罪を犯した子どもにかき込ませるワークブックなのだ。
犯罪からの更生は自分が犯した事の意味を知る事が最初の一歩なのだ。


自分が書き込んでみると色々と考えさせられる事が多い。

始めて女性とセックスしたときここと。
付き合っていた人を深く傷つけた事。
結婚する前彼女がいない事への深い絶望感。


質問されている事項に答えて行くうちに自分自身が浮き彫りになって行く。


性犯罪の定義ってこう言う物だったのかって考えさせられる。
そもそも、犯罪と言うのは法律に規定された構成要件の枠の中に入った行為である。

罪はそんな枠の外にある物だ。

僕は罪人だ。

非行少年の加害と被害?非行心理臨床の現場から
藤岡淳子 著

一読して、涙が出た。
いい本である。

少女売春の所、凄く面白い。
これほど明確に論を使えるのは凄い。


彼女自身の魂の遍歴を感じる。
少年院に勤務していた時代の経験や、豊富な臨床体験から湧き出てくる言葉は素晴らしい。



フェースブックで藤岡淳子先生のページを見つけて、写真見た。
藤岡純子さんって、大阪の元気なおばちゃんなんだろうなあ。
一気に楽しくなってしまった。
http://ja-jp.facebook.com/junko.fujioka

だって僕は、大阪が大好きだから。


治療共同体と言う物に興味をもっておられる様だが、いい言葉だ。
一人の傷は共同体全体の傷で、癒す事の出来るのはその共同体だけなのである。
修復的司法のキーワードから藤岡先生の本を最初に読んだのはもう随分前の事である。

"性暴力の理解と治療教育" 藤岡 淳子; 単行本; ¥ 3,990 を2007年の夏に買っていた。
この本も凄い本だ。
実施の臨床例と言うのは凄いパワーを持っている。

今月はすでに図書費がオーバーである。
それより、良く読んでいる時間があるなあ(笑)

ここ数日「性暴力の理解と治療教育」を探しているのだが、どこかに行ってしまった。
誰かに貸したっけなあ〜

もう一回買おうかなあ。

明日は東京である。


160713


性暴力の理解と治療教育

性暴力の理解と治療教育