「ためしてがってん」&『たけしのみんなの家庭の医学」て、最低だと思うのですが、誰か賛成の方......

妻は、『世の中の一般的な常識を知らなければならない』と言ってはこの手の番組を暗い顔してみている。
僕は、時折横で見ながら罵倒して見るのを止める。
本気で怒っちゃいけないって思っても腹が立つので、健康に悪い。
流石に血糖値は上がらないとは思うのだけど。




今日の「ためしてガッテン」はタンパク質の話が出てきていた。

タンパク質が筋肉だけではないと言っているところはいい。

今回は、「アルブミン」という「血液中・間質液中」に満ちているタンパク質のことに触れているのだが、やはりダメだ。

「わかりやすさ」と、「間違い」ははっきりさせたほうがいい。






こないだは民放の番組(「たけしのみんなの家庭の医学高血糖ストップ遺伝子「サーチュイン遺伝子」)で、どっかの相撲部に取材して、おかしなことしていた。
夕食を1時間早くすると「サーチュイン遺伝子」を活性化させるそうだ。


これは、「エピジェネテック」をわかりやすく説明しているつもりだと思うのだが.....
かえって訳がわからないことになっている。





「視聴者を馬鹿にしている」と思うのだが、打ち切りになっていないところを見ると、見ている人間は「TVだから、たけしだから、NHKだから」間違えていないとでも思っているのだろうか。

折角の正しい常識(?)を伝えるチャンスをみすみす捨てている「監修しているお医者さん」は何とかならんか。




「簡単にできる、簡単にできる」ってばっか強調したがるけど、「そんなに簡単にできて、健康になるならば」みんなやっているって。


憂鬱になる。






いつも生化学のことを僕は妻にわかるように話している。
本に書く時に難しくなりすぎないようにである。

随分詳しくなってきていると思う。
しかし、僕(の読んでいる本)もいつも正しいわけではない。
そもそも「正しさ」とは、現象を「(ある程度)合理的」に説明できる仮説であるということだけである。
そして現実の災厄を回避できないのならばその「正しさ」は意味がない。


自分の将来の「災厄」を回避できるかどうかで正しさは決まる。





妻は、ケラケラ笑いながら、オッカしいよねという。
テレビを笑い飛ばせると言うのは、権威を笑い飛ばせるということである。



さすが共著者である。
門前の小僧である。
我が家の支配者である。

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コチラもご覧ください。

2016/10の記事「NHKの「血糖値スパイク(グルコーススパイク)」の番組、録画して見ました。

幸運な病 P7」御覧ください。