栄養士免許交付数の推移が栄養学を変えることの困難さを示している。

幸運な病の続編を構想している。

ベースとなるのは栄養士・医師が信じている食事(生命の仕組み)に対する考え方が間違えている(時代にアップデートされていない)という事をわかることなのだ。

これだけの数の栄養士(管理栄養士)が食事を作り、食事指導をしている。そして、生活習慣病は蔓延している。

彼らが論拠としている「カロリー栄養学」が間違えている証拠(エビデンス)ではないか?

しかし、僕がいま確立しようとしている「代謝の栄養学」が正しいかどうかはわからないのである。

ではここまで肥大化した食事行政はどこに向かうべきか、その回答を考えなければならない。


僕は炭水化物は受け付けない体になてしまっている。
しかし、他人は違う。
一人一人が「違った代謝傾向」があるのだから、食事は違っていなければならない。
厄介なことに、それまでの人生、そして今の人生が毎日の食事に直結している。



一人一人にとっての正しい食事は存在するが見つけることも維持することも難しい。
それを受け入れられる食事作りを社会の構造とすることが出来るのだろうか?





1980年台の爆発的な食事行政の拡大が生活習慣病との関連を生んでいると直感しているのだが.....。
もう少し研究しよう。


栄養士免許交付数の推移

  総数(累計) 免許交付数 養成施設卒業 試験合格  
昭和20〜25年 7070  
30年(1955) 17937 3822 3452 370  
40年(1965) 94705 10029 9971 58  
50年(1975) 245051 17506 17332 174  
60年(1985) 433378 19259 19246 13  
平成7年(1995) 639578 22110 22110 0  
平成12年度(2000) 760274 19539 19539 0  
 13年度(2001) 779600 19326 19326 0  
 14年度(2002) 798366 18766 18766 0  
 15年度(2003) 816327 17961 17961 0  
 16年度(2004) 835417 19090 19090 0  
 17年度(2005) 854290 18873 18873 0  
 18年度(2006) 873652 19362 19361 1  
 19年度(2007) 893516 19864 19864 0  
 20年度(2008) 913200 19684 19684 0  
 21年度(2009) 932054 18854 18854 0  
 22年度(2010) 949352 17298 17298 0 ※平成22年度
宮城県を除く
 23年度(2011) 967336 17984 17984 0  


管理栄養士登録数の推移

  総数(累計) 免許交付数 試験合格 附則特例 養成施設卒業
昭和40年(1965) 1671 420 290 130
    50年(1975) 9878 1566 226 155 1185
 平成7年(1995) 71733 5250 5225 0 25
12年(2000) 96677 4850 4813 0 37
13年(2001) 101386 4709 4681 0 28
14年(2002) 106020 4634 4616 0 18
15年(2003) 110776 4756 4735 0 21
16年(2004) 115170 4394 4378 0 16
17年(2005) 122807 7637 7633 0 4
18年(2006) 128301 5494 5475 0 19
19年(2007) 135804 7503 7488 0 15
20年(2008) 142698 6894 6884 0 10
21年(2009) 149455 6757 6742 0 15
22年(2010) 157472 8017 8010 0 7
23年(2011) 166040 8568 8556 0 12
24年(2012) 176391 10351 10346 0 5

(各年12月末現在 資料:厚生労働省健康局がん対策・健康増進課)
(平成7年までは12月末現在 資料:衛生行政報告例



多分1980年台に大きく規模が変り、方向が決まる。
給食センターの問題などとも重なっていくのだろうな。