特権階級が奴隷を戦わせて楽しむのはローマ時代から同じだ。「ラグビーワールドカップ、オリンピック」共に格差と分断の社会を映す鏡だ。アスリートにも吉本問題が有る。

ラグビー日本代表に日本人はいらない」負けたら困るだろ。


問題は誰がどう困るかである。


かつて、地域で企業が市民とともに生きていた時代、「社会人スポーツ」が核になり、市民はスポーツに親しんでいた。
そして、市民に企業の収益が還元されていた。

今の、アマチュアスポーツ協会の収益元はスポンサーが広告から得た収益である。
そして、それぞれの組織は国会議員を抱え、トップは大金をいただき、役人の天下り先だ。
かつてのように市民共に生きる姿はない。
そして、自分他大金を掴むには、他人を格差の下側に追いやるほかない。

スポーツ選手も芸人も同じ悲しさが有る。
技が失われ、自分の力が衰えた時、どこに居場所を見つける?
お笑いの芸人がMC(司会者)や審査員に成り、体を張っている連中を踊らせる。
まるで、上司の覚えがいい無能な管理職のようだ。
とにかく上に逆らわないで階段を上がる。
そんな社会だから「パワハラ、セクハラ」亡くなることはない。
まさに忖度の時代である。
自分だって、他人に働かせてピンはねしたい。
けどね、それは奴隷の生き方なんだよ。
この度の吉本騒動でよく分かっただろ。

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この記事の分断は、人種・宗教のような「生まれついての社会的・文化的な特性」を指している。
生まれついての特質で人が差別されることは良くないという今の私達がたどり着いたパラダイムである。それは良いことである。


しかし、「個人の責任で給料が安いのは仕方がない(良い)ことだ」というのは恐ろしい考え方だ。
確かに、適度なインセンティブは良いことだろう。
しかし大きすぎるインセンティブは社会を壊す。



しかし、社員の給料を経費に勘定して、自分の給料を株式配当を迂回して受け取るのは、「サイコパスな『所有と経営の分離』」「魔法の複式簿記」という魔術である。
ジョブズは給料1ドルだった、僕より時給は安い(笑)。
そして、その金は市民の生活に還元されない。


いくら国家が札刷っても、金持ちが南の島にしまっておくから給料も物価も上がらない。



今の「格差=分断」はその人の「自己責任」と言う形を取る。
自分で給料を決められる連中は、社員の給料(仕入れ)を安くして自分の給料を高くする。



大学に行くための奨学金や公的補助でチャンスは十分あるのに、大学出て大企業のいい給料もらい人になれないのはお前の能力のせいだという。
これを僕は吉本問題と呼びたい。
いい成績で大学出ても、島耕作でもない限り、決して社長(や自分で給料を決められる人)にはなれない。
「コネ(就職先)も金のなる木(土地・家賃、株式資産)もない親の子供」は一生賃仕事で、年金もなく絶望を見るほかないのだ。

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恐ろしいことに、格差はどこにでも存在する。
上を見れば果てしなく下を見ればきりがない。

なぜ、政治家・教師・医師」は世襲される?

「格差で苦しむ私」も格差のおかげで家を持てる。

ここにこそ問題の根源があり、自分の持っているものを子供に残すことは私たちの当たり前の感情であるのだ。
自分の老後の保障なのである。

one for all all for one
ラグビーを語る時いつも聞かれる言葉だ。
共に戦っている戦友の言葉なら素晴らしい。

しかし、経営者が社員に言うときは異なった意味なのだということを肝に銘じたほうが良い。

そして戦いの場を離れた瞬間から戦友たちは経営者に「分断され統治される(Divide and conquer)」のだ。
これもローマ時代からの知恵である。
支配者(経営者)にとって最大の敵は、己の身の中にいる。


one for all
社長は(社員の給料を経費にして=安く仕入れて)皆で稼いだ金を全て総取り
all for one
(失業が怖い)社員は社長のために自分の人生さえ捧げる。


誰も一人でなにか出来るわけではない。
ああ、パニッシャー募集。

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市民が「商品を買っているから集まる金」がそんなところに費やされる。
日本代表が世界と肩を並べれば、広告の価値は高まるだろう。
商品は売れるだろう。スポンサーのために勝てる選手を重宝する。
イギリスと違い、地域にスポーツを愛する素地はない。
やがて肉体が衰え代表からも去っていった時選手たちの居場所はどこに有る?

来年は、オリンピックである。635万円の観覧チケットが有ると聞き飽きれた。僕の年収よりはるかに高い金額のチケットが抽選でなければ買えない。
格差がこれほど露骨に現れているのには驚きだ。ローマのように、この社会も滅びてしまえばいいのだ。
ボランティア動員してコストを下げて、自分たちはいくら給料をもらう?
「移民=外国国籍の選手、少子化=国内のスポーツ選手(愛好家)の減少」問題の根っこは社会の固定化された格差に有る。

僕が小さい頃、父は会社のチームで野球したり卓球したりしたものだ。娯楽も自家用車もない時代である。

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今年は一度もラグビーを見なかった。
言っておくが選手は悪くない。
イギリスと違い、地域にスポーツを愛する素地はない。
やがて肉体が衰え代表からも去っていった時選手たちの居場所はどこに有る?


そこからが、アスリートの本当の価値が見える。のうのうと役人(や大学の先生)になったり国会議員になったり、しないでくれ。
僕は、町中のちゃんこ鍋屋で頑張る引退したお相撲とりさんが好きだ。


共に生きようではないか!僕もプログラムが書けなくなったら何しようか。
年金は足らんしなあ。
企業に使い捨てられる奴隷同士、一緒に頑張ろう。


グラディエーターみたいだ(笑)。


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解決の道は有るだろうか?
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