フレイルを「病気=治療の対象」と考える医学には死と向き合うことは出来ない。僕のマイクロバイオーム論(30)金玉とマ◯コがセックスをしているわけではない。

今の父は明らかに「フレイル」と呼ばれる状態だ。
色々と調べると分かるが、この状態には医学は何も打つ手を持たいない。
医学は筋肉量の減少と定義して、栄養を無理やり身体に入れて運動させろという。
同様に医学は「摂食障害(拒食症・過食症)」・「依存症」全般に対しても向き合うことが出来ない。

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意識はしっかりしている。
話をすればきちんと答える。
昼間は暑いから起きれないが、気温が下がり日付を超えると起きる。
とにかくクーラーも扇風機も嫌いなので寝ている部屋は暑いが、時折風が通ると涼しい。


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ヨーグルトは好きだ、メロンは食べるがキウイは食べない。
ご飯は少し煮て柔らかくして僕の作った梅干しをのせる。
かなりの量のスイカを食べる。


食べたいものを食べたいだけ用意する。
何を残して何を食べたかをみて、翌日作るものを決める。
家族の食事は家族が作る。

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「心」と言う得体の知っれないものが私達の身体を操っている。
医学は「心」を精々「脳の部位の興奮」と考える。
馬鹿じゃなかろかと思う。





孤独で人は生きることを諦める。
そんな事を考えている。


生きることに対するネグレクトと定義できる様な気がする。



誰もが90歳まで生きることが出来たならば向かい合う現実である。
少し真面目に考えたほうが良い。




「食欲」と「性欲」、そして「生きようとする意欲」は何が生み出しているのだろうか?


僕は「マイクロバイオームの仮説」を考えている。

身体というコロニーを操るのはそのコロニー内に存在する「マイクロバイオーム(私細胞(受精卵起因の細胞)&細菌やウイルス)」である。
意識は、長期の記憶から生み出される「幻=記憶間の関係性認識」に過ぎない。
しかし、言語による伝達と共鳴(意識の照らし合わせ)によって、「宗教=食事コード」が生まれ神話が始まった。

細胞生命は乾燥した環境下では増えることが出来ない。そのために乾燥環境においては外部から遮断されたコロニーを作る他ない。
また、コロニーを作り代謝を共有して相互依存することで様々なコストを軽減する。
例えば、ミトコンドリアは既に細胞の中でしか生きることが出来ない。
卵子ー受精卵を経由して身体のコロニーの中(赤血球、精子を除く)で増えていく。

問題は、コロニーを超えたやりとりが困難だということである。

そしてやり取りする手段は「食事とセックス」である。

これを証明する「エビデンス」は存在しない。


先日、夜中に父の様子を見に行った。
ベッドに反対向きにひっくり返っていた。
起こして枕の方に身体を反転差させるためにピッタリと身体が密着した。
最初はいたがっていたが、落ち着いてな無理始めた。

母がなくなるまで、父と母は一緒にお風呂に入っていた。
布団も隣に敷いて仲良く寝ていた。
おそらく、マイクロバイオームのやり取りは頻繁だったろう。

老人の施設では当たり前のように「老人に性欲はない」と断じている。
だから介護する人のお尻触ったりすると、薬で静かにさせられる。

孤独から脱げ出したいという渇望はマイクロバイオームが司っている。


大嫌いなお笑いタレントが、シニア同士の結婚に「興味がない」と侮蔑的に表現していた。
嫌な発言である。
その助成は、僕の好きな方で、「結婚」=「セックス」=「マイクロバイオーム」の公式に当てはまるので面白いなと思う。
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ヒト(生命)は年齢のいかんに問わず、マイクロバイオームの交流を望む。
まさに一人では生きていけないのだ。
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金玉とマ◯コがセックスをしているわけではない。

身体の中に存在するマイクロバイオームが自分の生きる場所を求めているのだ。
年取ってセックスをしたいと思っても異常ではない(良かった)。

セックスをすることは子供を作るためではない。
無論、政治家の奥さんになろうとしたり、大金持ちと切手は切れない縁を作ろうとするような場合は別だ。
そうでなければ、週2回セックスをするとして年間100回×20年で2000回、子供が2人としたら1998回は非生産的である。
子供を作らないセックスはそれなりに意味がある(セックスと解任の因果関係が分かる以前はそんな事考えていなかったのであるが....興味深い話題であるがこれはまた今度)。
と言うかそちらのほうが本命であろう。




所が問題がある。
「宗教ー家族」は結婚という形で「セーフティなセックス」を保証するが、もしパートナーと自分のマイクロバイオオームの相性が良くなかったらどうなるだろうか?
かってに行きずりの相性のいい相手(同棲異性年齢差、獣姦を含む)とセックスすることは「感染症」の恐れが十分にある(なので不倫を宗教は許していない)。
また、コミュニティの力学を崩す恐れが大きい(セックスは通貨として最強である)。


困ったことに、随分長い間妻と接していない。
セックスレスである。

その代わりにマユとは一緒に寝ている(と言っても性交渉はない)。
妻もマユに頬ずりする(笑)。
マイクロバイオームにとってはヒトであろうと何であろうと構わないのである。

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どれだけのセックスレスがあり、離婚があり、トラブルがあるだろうか?
計り知れない。




介護というのも同様の問題を盛っている。
ヒトはタンパク質の製造機である。
おおよそ3kgの表皮細胞が4週間でロールオーバー(身体から剥がれて落ちる)する。
毎日とんでもない量のタンパク質が巻き散らかされるのだ。
そしてそれを吸い込み、生きている。



多くの細菌は乾燥状態では生きれないので発症することはないが表皮組織が、私達に「虫が好かない」と感じさせる。
一目惚れは、滑落した皮膚片が身体というコロニーに取り込まれて起こる。
すべての情報のやり取りは物理的な物質のやり取りで生じる。
握手会のために何百枚もCD買う子供の心が分かる。
まあ、その金でもっと手早くマイクロバイオームを満足させる方法もあるであろうが「感染症」が恐ろしいからなあ。
穏当な性欲の処理方法であろう。




介護というのも面白いものだ。
接しているうちに「汚い爺」ではなくなっていくのである。

だれもが90歳になれば、他人から見たら「汚い」であろう。
しかし、見た目の汚さなどマイクロバイオームにとって見れば何でも無いものだ。
セックスを考えてみればいい。
あんなとこ、なめたりしゃぶったりで大騒ぎだ。


私達は、医学や生命科学が思っているようなスマートできれいなものではない。

ソーキンスはDNAの乗り物だと言った。
DNAゲノムが解析されて、その情報量は意外なほどに少ないことがわかった。
マイクロバイオームの乗り物なのだ。


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