僕のマイクロバイオーム論 の検索結果:

僕のマイクロバイオーム論(14) 「マイクロバイオームジェネレータとしての生命」「社会」の中でセックスはどう捉えられているのだろうか

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。昨今の不倫報道に関して、個別に考えていくと色々なことが感じられる。基本的に、「セックス」が何らかの形での「通貨=財の収得に使われる共通の価値」として機能していることをはっきりと認識するべきなのだろう。「結婚・家族」が保証(していた)財は「老後」だった。 しかし、老後の生活を保証する役割は「行政」に委託された。 と同時に「財」に対応する「処罰(裏切りの報復=価値の維持)」もそのサイズ(社会全体)に拡大された。 コミュニティとは、そこに属…

僕のマイクロバイオーム論(13)マイクロバイオームから見た進化とは何か。生物はマイクロバイオームのコロニーでしかない。

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。 「恐竜は絶滅した」という言葉をよく聞く。 私達「哺乳類」は恐竜が絶滅したほどの過酷な環境を生き延びたのだ。 なんて私達は素晴らしい!恐竜を馬鹿にしているように響いていると思わないか? では「ヒト」は恐竜の最盛期の時代にどれだけの勢力となれただろうか? そして、現在生きている生命は、恐竜の遺伝子ゲノムの末裔である。生物という外見・形態は生物の外部環境から内部のコロニーを一定に保つことを目的にして適応したものでしか無い。 「私細胞のDN…

僕のマイクロバイオーム論(12) 家庭・家族・宗教・社会、道徳・善悪の起源

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。 「他の生物とヒトの間」には質的な違いはない。これがこの論の趣旨である。 他の生物に比べて、「ヒト」は本当に複雑なのだろうか? そもそも、大脳生理学の発展はヒトの特殊性を「生理学・解剖学的」に明らかにしたのだろうか?何故、ヒトは「家庭・家族・宗教・社会」などというものを持つのだろうか? 進化論には2つの流れがある。 「他の生物とヒトの間」に質的な違いを探そうとする人たちと、両者には何ら変わりがないと仮説する人たちである。僕は後者に入る…

僕のマイクロバイオーム論(11) 仮説と検証こそが科学、不合理な世界をありのままに。やっぱり最後は「ドーキンス」(笑)

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。ドーキンスは私たちは「DNAの乗り物」なのだと言った。 彼の議論は「人」という存在を絶対視しない視点を科学に持ち込んだ所が素晴らしい。では、社会科学の分野では「人」という存在を絶対視しない事は可能だろうか? この不合理な「人」という存在を記述しようとする科学において、そんなことが可能なのか考えさせられた。 初老の女性(失礼)が、同年代の男性と結婚したニュースを馬鹿にしたような発言をした若造がいた。僕はそういう若造に腹が立つ。自分が年を…

僕のマイクロバイオーム論(10) 本当に大事なものは目に見えない。進化とは環境に対しての適応であるということ。

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。ここで言う『目』とは物理的な目玉ではない。 「五感では認識できない」という意味である。おならをすると、臭いと感じる。 腸内の「臭いの元」が空気中に放たれるのである。では、『臭いの元』以外には何も放たれないのであろうか。 においといて感じなければ何も起こっていないのだろうか? いや、そんなことはない。「匂いの元」以外にも数限りない「物」が放出され周りに影響を与える。 「おなら」以外には皮膚の表面から何らかのものが放出されてはいないか? …

僕のマイクロバイオーム論(9) 無文字文化の中で私達は生きている。

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。今日本人の内で全く文字を理解できない人々はどのくらいいるだろうか? 識字が出来ても文化を維持出来ない人も含むと人口の20%はいる。 そんな話をすると、多くの人たちは「何をバカなことを言う」という顔をする。 15−16歳以下の子供は、文字を認識できない。 3歳位までは言葉すら満足ではない。 文字を持たない文化は、様々な行動の制約や、ルールを口承での伝承で行う他ない。 私たちは文化の維持を独自のコミュニティの中で行っている。大人になっても…

僕のマイクロバイオーム論(8) 「奇妙なダンス」性行動とは何か?

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。ミトコンドリアは細胞内共生の原動力であったと、リンマーグリスさんは論じた。不思議なダンス―性行動の生物学作者:マーグリス,リン,セーガン,ドリオン発売日: 1993/06/01メディア: 単行本2017年はマイクロバイオームという考え方がいかに凄いかに気がついた。年末に猿が鹿にセックスを挑む姿を『異常』だと論じている学者がいることを知った。 うちの犬は、初めての人が来ると足にマウンティングをして交尾しようとする。異常だろうか? 「性行…

僕のマイクロバイオーム論(7)社会を作り出す原動力は何か、そしてなぜ社会は変わるのか?ヒトは特別な生き物か?

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる作者:ヨン,エド発売日: 2017/05/01メディア: 単行本しばらく前からマイクロバイオームに関しての本を読んでいるが、この本は面白かった。 しかし、まだ、擬人化が過ぎると感じた。 なぜ科学はあるのかと言う問いかけに対しての答えが見えない。 僕の知りたいのは、生きることの意味なのだ。 今の状況が間違えているという啓蒙の書は嬉しいのだが、読んでも、元気が出ない本はちょっとつらい。僕が最初…

僕のマイクロバイオーム論(6)性行為は子供を作るためではない、DNAゲノムの交流のためである。森羅万象に潜む神々が求めるもの

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。この記事は面白い。 現象が面白いのではなく、記事の持っている「擬人化」が面白いのである。野生の猿が、鹿の背に乗って交尾するような格好をすることを「異常」と考えていることが面白いのである。 つまり、「子供が出来る可能性がない交尾行動」を異常だと思っているのである。 当然その観点から言うと、LGBTQ(レズ・ゲイ・バイ・トランス・Q=もしかしたら私も?)は異常である。 確かに「宗教的な規範や社会的な常識」では、これを異常とみなしている。 …

幸運な病のレシピ( 209 ) 朝2 : 父の朝食 目玉焼きホウレンソウ入り。少し僕のマイクロバイオーム論

…のレシピ』はこちら 僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。 カレーを作って仮眠していたら父が来たので目玉焼きの朝ごはんを作った。 おおよそこれが定番である。 ホウレンソウは蒸すのが美味しいんじゃないかなあ。 目玉焼きは潰さないで食べる。 いつか起きてこない日が来ると思うと、毎朝会えるのが喜びだ。 親孝行と言われる。 「自分の好きなことが出来なくて」かわいそうと言われる。 「父親の年金など当てにしないで(親父を施設に入れて)会社に努めて給料もらえ」ともいわれる。確かに、そう…

僕のマイクロバイオーム論(5)進化と適応、「擬人化」のミスリード

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。進化と言う言葉は問題が多い。「なぜ世界にはこのように多くの生命が存在するのか」と言う問いかけに対して、「神」の存在を借りないで説明するために科学が生んだと言われる。 しかし、どうしても「科学という神学」は「擬人化」の要素を付け加えてしまう(注)。 進化という言葉には「不可逆な変化」であり、以前の姿より「より良い」ものに変わっていくようなニアンスが入り込んでいる。 ドーキンスが戦ってきた「世間」はいつもその様に考えるのである。 「適応」…

なぜ、マイクロバイオームなのか? 僕のマイクロバイオーム論(4)

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。今大流行の「マイクロバイオーム」である。 しかし、どれも人という存在を別格のものとして扱っている。 動物や植物とは一線を引いたものであり、神がその姿を似せて作った最高の存在でありすべての生命は人の前にひれ伏すのである。 そう言っている。腸内細菌叢を制御したり、様々な細菌を善玉悪玉に分けて、競わせたりしようとしている。 全くお粗末としか言いようがない。 細菌と、私細胞(精子と卵子に起因するDNAゲノムを持った真核細胞)は環境に対して同じ…

「Hooked on A Feeling」って、マイクロバイオームが僕ら自身だということ。僕のマイクロバイオーム論(3)

時初めてこの曲を聞いたのは、中学生の頃に夜中のラジオ番組だったと思う。 ウガチャカウガチャカというバックボーカルが面白く、楽しかった。今聞いても嬉しくなってしまう。 脳細胞の何処かの「部位が興奮する」ことが「感じること」ではない。 意識は脳細胞の「興奮」では説明できないのだから、もっと違う説明が必要である。意識は脳のパーツが作っているのではない。マイクロバイオームが作り出すタンパク質や酵素、脂質の複合体(シグナル物質と呼ばれる)が複雑系的な反応を起こし、その結果なのである。 …

幸運な病のレシピ( 177 ) 朝:ブリ、みそ汁、血糖値の測定、僕のマイクロバイオーム論(2)

『炭水化物がいらない食卓』はこちら『幸運な病のレシピ 宣言』はこちら『幸運な病のレシピ』はこちら 僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。 965888

僕のマイクロバイオーム論(1) 『炭水化物、アルコール、甘味、クスリ、愛、セックス、不倫、LGBDQ、ペット、DV、仕事、子育て、親孝行』嗜好物はマイクロバイオームの求め、そして人生を狂わせる。

僕のマイクロバイオーム論シリーズはこちら。嗜好品の定義:社会(宗教、習俗、伝承、家庭)が禁止、制御、奨励する物。 食品や行為一般を指す。 私達の様な生物の身体を、複雑で多くの細胞が集まっているコロニーと考える。意識と言うものがあることを前提とするのが一般的であるが、物理的な対応物が有るかどうかは証明できない。 機能の分化が進んでしまいそのコロニーの中でしか生きれないミクロの生命と、他のコロニーでも生きていけるミクロの生命に分類することが出来る。 前者を「自分」と意識は呼ぶ。 …