僕のマイクロバイオーム論(8) 「奇妙なダンス」性行動とは何か?

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ミトコンドリアは細胞内共生の原動力であったと、リンマーグリスさんは論じた。

2017年はマイクロバイオームという考え方がいかに凄いかに気がついた。

年末に猿が鹿にセックスを挑む姿を『異常』だと論じている学者がいることを知った。





うちの犬は、初めての人が来ると足にマウンティングをして交尾しようとする。異常だろうか?





「性行動」は、精子卵子の受精を目的としているようにみえる。
しかし、マイクロバイオームの観点からしたら、他のコロニーへの引越である。
唾液や体液の交流は数多くのマイクロバイオームの行き来が行われる。
マイクロバイオームは遺伝子を組み替えながら互いにタンパク質を渡し合う。


多くの寄生虫や細菌・ウイルスは「ホスト」を「操る」(注)。
では、不倫やセックスやペット、LGBDQ、様々な社会で忌避されている行為も「操られている」と考えても不思議はない。


なぜ、ある種の性行動は社会から糾弾されるのだろうか?
僕にとっての疑問はそれである。
なぜ、「したい」と思うのだろうか?(禁止事項は多く実際に起こっているから成り立っている)
もし「理性と呼ばれるもの」が身体を操縦するものだとしたら、あまりにずさんではないか?




医学やあらゆる科学は『擬人化』に誘導されて、解決の出ない袋小路に入り込んでしまっている。


『マイクロバイオーム』という発見は、私達の肉眼に見える生命を幻に変えた。
実際に世界を満たしててるのは目に見えない「細菌・ウイルス、微小の生命」である。
そして私達生物(動物・植物)は微小生命の海に漂う小舟のようなものである。

その小舟は固く結びついた細胞(皮膚)に守られ、一定の温度と成分を維持することが出来てコロニーとして最適である。
減数分裂->有性生殖から発生する「真核細胞群(私細胞)」とそれ以外の「生命」に分類できる(注)。








しかし、結論を言っておくが、あらゆる行為はその人の責任で行われる。

====この項目は書きかけです===========

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多くの寄生虫や細菌・ウイルスは「ホスト」を「操る」。
この表現は問題があるがここでは慣用に従う



「真核細胞群(私細胞)」とそれ以外の「生命(マイクロバイオーム)」に分類できる
両者ともに発生した時点から、DNAゲノムを持ちタンパク質を作り、脂質の膜で「私」を作り出している。
全ての生命は外部のタンパク質を受取って、自分自身の「生存のリスクとコスト」を抑える。
生存に必要なタンパク質を自己の内部で生産するということは環境の変化に適応できないリスクを負う。

私細胞自身もDNAの組み換えを行っているが、流石に細菌にはかなわない。

コロニーとしての「私細胞」は「マイクロバイオーム」にとって住み心地の良いところである。
人に住む多くのマイクロバイオームはおおよそ35度前後で最もよく繁殖する。
逆に言えば寒冷の地域で繁殖するために体温じゃ一定の温度に維持されている。