幸運な病のレシピ( 74) 血糖値の上がらないヤキソバ

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血糖値の上がらないというよりも、満足できてソコソコしか上がらないヤキソバである。


電子レンジで温める。
パンパンに膨らむのでやけどしないように気をつける。
僕は袋ごと水に入れて冷ます。
蒸し焼きどば、上手くほぐせないと辛い。

電子レンジが一番であろう。



肉とキノコと人参を炒めておく。
弱火が良い。



ヤキソバを上に乗せて蒸らす。
粉末ソースを水にといてかける。
少しずつ3回ぐらいに分けて入れる。最後は少し残す。
野菜に加えた時に野菜の方に味が入るようにである。
じっくりと、味が染み込むようにするのが美味しい。




十分空焚きをする。
野菜を多く食べるために中華羽にしているが、分量によってはなんでも良い。



大豆もやしがおすすめ。
キャベツも沢山である。
少し塩しておく。


モヤシ臭さがなくなったら合わせて味を調える。




キャベツと大豆モヤシが山と入るのである。
バラ肉の油でしっかりと麺は焼き付ける。
子供は麺を多く食べるし、僕は数本しか食べない。
父と妻はもう少し食べる。


なんだろうとも、炭水化物くえば血糖値は上がる。

しかし、糖尿病でない人は様々な代謝経路を通じて「脂質やグリコーゲンと言った血糖値以外」に変わり血糖値は下がる(注1)。
僕は糖尿病なので血液中の血糖値が下がらない。


では、40台以降の人は多くの場合「脂質に代謝されて血糖値は下がる」のである。
それは健康といえるのだろうか?
「検査値正常の不健康」と言うのは次の本の主題である。

血糖値が下がるからと言って健康なわけではない。

食べたものがどう代謝されているかが問題である。

20年後の生活習慣病は既にスタートしているのである。
ガンや脳卒中は原因ではなく結果なのだ。




そして、大事なことは、満足できることである。
食事は楽しい。
そして、難しい。

「満足」という心の問題だからである。
考えてみれば人生全てそこであろうが。
次の本の主題である。




数日前の「薄揚げ詰め」が残っていたので、温めた。
ヤキソバは、はもう少し食べた。

「血糖値の上がらないヤキソバ」というよりも、血糖値の上がらないヤキソバの食い方である(笑)。


血糖値というものは炭水化物の濃度なのだから、誰でも上がるし、その人なりの代謝に従って落ちる。

決して万能の健康指標ではない。
そして身体は生活と心の接点である。




20190917 昼


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注1 : 「脂質やグリコーゲンと言った血糖値以外」に変わり血糖値は下がる。
血液中の糖質はいくつかの経路でブドウ糖でないものに変わる。
ブドウ糖(高分子化合物)が別なものに変わることを「代謝」という。

代謝という身体の働きを全く考慮に入れないのが、現在、行政に公認されている「栄養学」である。
僕は「皿の上の栄養学」と呼んでいる。

バックボーンは2つある。
「食品交換」という考え方と、「脂質悪玉」の2つである。
「食品交換」といは、3つの栄養素をはっきりと区別してしまう考え方である。

確かに、炭水化物が体内で脂質に変わると言われてもピンとこない。
タンパク質やブドウ糖が体内で作られるといわれても、信じる人は少ない。
老人だろうが若者だろうが、毎瞬間体内ではタンパク質が作られていると言ってもピンとこないだろう。
そして、タンパク質は20の部品から出来ていて、そのうちの9つは食物からしか採れない。

おまけに、タンパク質の一番の働きは「筋肉」ではなく、「免疫」や「細胞間のメッセージ」であるということも知られていない。



また、私達のDNAは45,000個のタンパク質しか作れないが、共生する生命はその何万倍ものタンパク質を作り「身体」というコロニーに影響を与えている。
マイクロバイオームは、「医学という権威」が、今まで「非科学的と言って退けていた思想」こそが真実であったと告げている。


どこから手を付けて良いのかわからないが、諦める訳にはいかない。


「治る力」を引き出す 実践!  臨床栄養 (JJNスペシャル)

「治る力」を引き出す 実践! 臨床栄養 (JJNスペシャル)

とてもいい本なのだが、やはり「政治的に正しい栄養学」に準拠している。
けど、僕は東口高志さん大好きなのである
手に入る本なほぼ全て入手した。

こういう取り組みを見ると、患者として、希望が持てる。

官僚主義と前例主義の中で改革することは大変だろうが、頑張っていただきたい。





僕のようなII型糖尿病患者にとって「血糖値が上がらない」ということは、「炭水化物という嗜好品」が食事の中に占めている割合が少ないということだ。商品化された食事は「誰もが抗えない魅力を持つ炭水化物と言う嗜好品」を中心に据える。コスト低く満腹になるから、まさに最高である。しかし、そんな食事が「『ガンや、認知症、心疾患に循環器、壊疽に肺炎、透析に眼底網膜症、骨阻喪症にリュウマチ痛風膠原病に難病指定、薬で下がる検査値の異常(糖尿痛風高血圧に高脂血症)』を呼んでいる。
masaya50.hatenadiary.jp