「よく効く薬」と「繰り返される破壊的な治療」とはなにか。

感染症や欠乏症に於いては「病態=患者の苦しみ」が存在する。当然のことながら、それを解消することが目標になる。
そして治療の効果(アウトカム)は明確にわかる。



それに比べて、現代の予防医学は「検査値」を下げる(正常化させる)ことがメインだ。
合併症の原因であると考えてこの治療は行われる。


なぜそんな事が起こってきたかというと、『「生活習慣病」の合併症』と呼ばれる「感染症でも欠乏症でもない」致命的(で元通りに治すことの出来ない)な「病態」から逃れようとしたために起こったのだ。

予防医学」というものは、病原を特定するところから始まる。
多くの感染症に於いて素晴らしい勝利を見せた手法である。















この項続く