幸運な病のレシピ( 1979 )昼:フレッシュジュースの価値、老人には搾りたての果実を飲んでもらおう。(濃縮還元ジュースは100%と言う生命の抜け殻なのだ)
【 2020/3/7の食事 】
食事を取れなくなった父にスープを作ることにした。そして、今まで水分をとるためにジュースを買っていたのをやめることにした。甘くて美味しいジュースなので父は欲しがる。しかし、考えてみたらそこには生命は入っていない。
100%などと言っても150円程度で店頭に並び利益を出すには。外国で水分を飛ばしタンカーで運んできて水で戻して売るのだ。(110度1秒の殺菌の牛乳も悲しい)
僕は酒を飲むときフレッシュな果実を絞る。昔、女の子にもてようとジューサーを買ったのだ。そこで父に絞って持っていった。ちょうど麦茶を飲んだ所でいらないと言ったのだが、一口くちを付けてご覧と渡したらみんなのんだ。泣きそうになった。
身体というコロニーには何十兆という細胞が互いを知らずに生きている。取り囲む間質液(血液=体液)から生命の元を取り込むのだ。医者や栄養士はビタミンXXとかミネラルとか世の中のに飲み物の成分を監修する。けどね、どれだけの人が幸せになっている?みんな辛い10年を過ごして「死という出口」に向かう。
僕はまっぴらだ。30年先を生きる父を実験台にして(笑)食事の価値を見つけたい。搾りたてのジュースってそんなに敷居が高いわけじゃない。蓋開けて飲むというわけには行かない。けどね、勝ちがあることが分かったら、このぐらいの手間は障害ではない。ペットボトルに入って売っている飲み物とは全く違ったものなのだ。
そうそう、結局女の子にはもてなかった。部屋でカクテル作るとこまで行かないと、このジューサーは力を発揮しないことを買ったあとで知ったのだ。買ってからもう30年経つ。
「商品化された食事」「政治的に正しい皿の上の栄養学」が『ガンや、認知症、心疾患に循環器、壊疽に肺炎、透析に眼底網膜症、骨阻喪症にリュウマチ痛風膠原病に難病指定、薬で下がる検査値の異常(糖尿痛颶風高血圧に高脂血症)』を生んでいる。
「病(と医者が呼んでいる災厄)」は食事の反映でしかない。
炭水化物は毒ではない、誰もが抗えないほどに魅力的すぎる。食卓は、炭水化物が中心になり、緩慢で直接的な因果関係の見えない欠乏症を生む。
食事作りは面倒だ、私達が作れなくなったのには理由がある。そして僕は毎日素材から食事を作る。
今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
『炭水化物がいらない食卓』はこちら『幸運な病のレシピ 宣言』は[http://d.hatena.ne.jp/masay