幸運な病のレシピ( 1931 )夜:カツオたたき(紫蘇ニンニクポン酢)、ホタルイカ釜揚げ、おでん

【 2020/2/13の食事 】

今の栄養学はたかだか3−40種類の生化学物質がどのくらい含まれているで太鼓判を押す。1960年代と言う時代を背景にした栄養学だ。「脚気・くる病・鳥目・壊血病」にならない食事は、今の私達を苦しめている。
皿の上の「食材」の種類ではなく、作るプロセスにこそ問題があった。1980年代を境に家庭で料理を作らなくなった。そこにこそ、医者や栄養士が「生活習慣病とその後に続く災厄」にお手上げな理由がある。



ボイルしたホタルイカはスーパーで売っている。
時折、生のものが出ている。沸騰したお湯に入れて、もう一回沸騰する直前まで煮る。沸騰した瞬間に火からおろして、4分おいて水でよく洗う。ボイル後のホタルイカは生臭く、何よりも目玉が硬かったことが分かる。

煮すぎると目玉が固くなる。お店で売られている食事はとにかくクレームを嫌う。骨を抜く柔らかく煮る(煮しめなどは蒸して食材の抜け殻を作る)、出来上がったオカズはどれも形をなぞっただけである。
生のホタルイカはこの量で100円だ、イカ系はとにかく足が速い。しかし、食物全体を食べる事が出来る。
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オデンは難しい。
いくら頑張ってもコンビニのオデンの美味しさにはかなわないのだ。あの出し汁の甘美なること中毒性がある。
とは言っても、値段が違う。これだけ作って食べても500円程度であろうか。僕は卵を美味しく食べれるから好きだ。焼酎に合う。
ゆっくりと(沸騰させないで)下茹でをした根菜を水にとる。
鳥の胸肉は手で割いてこれも沸騰させないで火を通す。ゆで卵は無水鍋で蒸して9分で固茹でになる。
鶏肉の茹で汁と皮と身を刻んで、煮汁のベースにする。みんな合わせて沸騰させないでしばらく火にかけたら市販のオデンの元を入れる。
沸騰しない程度のごく弱火で1時間加熱して食べる。
満腹になる。明日も少し残っているがマユ(ミニチュアダックス)のご飯になる。下茹でをしない事も多い。くたびれたときはこれだ。

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カツオの叩きは値段が安い。脂が乗っていないし刺し身としてはあまり嬉しくないのだろう。
土佐風のカルパッチョにするといい。
ニンニクを微塵に刻んで紫蘇と合わせて市販のポン酢に浸す。これだけで「ごちそう」である。
冊の刺し身はできるだけ薄く切る。お店で出てくる刺し身の1/3くらいの厚さだ。
絶対薄いほうが旨い。何よりを少ない刺し身を沢山の人数で楽しめる。
家ではタクワンさえも薄切りだ。貧者の知恵である(笑)。
20代の頃迷い込んだ土佐料理のお店で食べてから紫蘇ニンニクは我が家の味だ。
来客の際には作ることが多い。アボガドをちらしたりしてもいい。今日はボイルしたホタルイカがあったので合わせて食べた。焼酎に合う。
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うまそうじゃろう。しこたま飲んだ。
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父は食欲が無いようだ。ご飯はみんな食べたが、オカズはほぼ残している。
2019年の夏のことを思い出す。
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背骨の圧迫骨折は誰でも起こすという。
今日、その話を聞いて、気がついた。
この痛みも身体がメタモルフォーゼしていると考えれば納得がいく。
食事を取らないことも納得がいく。

痩せてきているのも、納得がいく。

色々と納得だらけだ。


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「商品化された食事」「政治的に正しい皿の上の栄養学」が『ガンや、認知症、心疾患に循環器、壊疽に肺炎、透析に眼底網膜症、骨阻喪症にリュウマチ痛風膠原病に難病指定、薬で下がる検査値の異常(糖尿痛颶風高血圧に高脂血症)』を生んでいる。
「病(と医者が呼んでいる災厄)」は食事の反映でしかない。

炭水化物は毒ではない、誰もが抗えないほどに魅力的すぎる。食卓は、炭水化物が中心になり、緩慢で直接的な因果関係の見えない欠乏症を生む。
食事作りは面倒だ、私達が作れなくなったのには理由がある。そして僕は毎日素材から食事を作る。



今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
『炭水化物がいらない食卓』はこちら『幸運な病のレシピ 宣言』は[http://d.hatena.ne.jp/masay