A River Runs Through It(リバー ランズ スルーイット)には驚いた。
父のことを思うとこのシーンを思い出す。
いい映画であった。
自分が年老いて、誰も自分を知る人間がいなくなり、周りは知らぬ人間ばかりになる。
ヒトは「マイクロバイオームのコロニー」であると同時にコミュニティを作りそのコミュニティに守られて生きている。
しかし、時間とともに朽ち落ち、もっと異なった生命がその場所に座る。
そうやって、岩石ばかりだったこの惑星は緑に覆われていった。
何度も大きの機構の変化を繰り返しながら生命は満ちていったのだ。
やがてこの緑の惑星は宇宙の小石に戻る。
やがて誰もいなくなり、一人残されて人生の終わりを迎えるのだ。
このラストシーンはいいなあ。
残り時間を気にしながら、どうやってこの映画終わるのだろうかと思っていたら、「小外刈で一本」的な終わり方であった。
まあ、背負投やヤマアラシを期待はしていなかったが、「そう来たか」的な終わりである。
忙しいほどに動画三昧である。
静寂な夜半である。