「COVERS」(9)パイ皿

フェースブックにはカバー写真を設定することが出来る。皆それぞれに気に入った写真をアップロードしてコメントを書く。僕は厨房仕事に欠かせない道具をカバーすることにした。COVERSというのは僕の大好きな音楽家のCDだ。有名な曲の「替え歌」が演奏されている。料理のレシピというのは大昔から家庭でそれぞれに奏でられている音楽のように思う。誰かに習い、毎日奏でる。皆同じ様に見えながら二つとして同じものはない。私達一人一人が違うように。「商品化された食事」は自分らしさを殺す。自分らしく生きるために僕は今日も道具たちと厨房に立ち、料理を作る。このシリーズはこちら


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あると意外と重宝するのがパイ皿だ。一番大きなパイ皿はデロンギのオーブンに丁度入る。

上に網を乗せて薄く切った豚レバを焼くのもいい、ごま油と塩であえて焼くのもいい。
母の家にあった電磁調理器を使い出す前には魚はデロンギの電気オーブンで焼いていたのだが、いつもパイ皿をつかっていた。

イタリアンのレシピ本でフライパンで焼くときにパイ皿で上からプレスする調理法を知ってから、使い道が増えた。鶏肉(脂身の多い部位)をぶつ切りにして重石でプッレスするといい、弱火で蒸す感じで幾度か油を捨てる、最後は白ワインでソースを作る、魚も皮目を下にして重し(魚によって軽めの鍋にしたりする)をするとあっさりとしたムニエルになる、おでんを煮るときに落としぶたにしたりもする。

本来のパイを焼くこともあるが、なかなか生地を作るのが面倒でやることも少ない。
冷凍の生地で焼くこともある。リンゴのパイなども美味しいが、土鍋で「焼きりんご」にしたほうが好みではある。鉄板が薄いので加熱が早いが深さがないので汁の多いものは向かない。ラザニャを焼いたこともあるが、深さがあったほうがいい。直火で強い加熱をするには向かない。ベコベコに曲がってしまうと思うので注意が必要だ。

使うときは加され熱くなっている場合がおおい。
掴むにはプライヤーを引き出しに用意しておくといい。

熱いものを掴むにはそれなりの準備が必要だ。料理も人生も同じだ(笑)。あいたたた。

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