糖尿病治療の欺瞞。合併症が怖いのであって、高血糖が怖いのではない。 検査値正常の不健康(1)。

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糖尿病では「本当に怖いのは合併症だ」といつも言われる。

糖尿病での合併症は3つ上げられる。
1)眼底網膜症
2)腎不全
3)末梢神経障害

これらの問題は後戻りできない組織の「死」である。
その原因としてあげられるのが「血糖値」である。ブドウ糖が『血管の中でタンパク質と結合いて血管を壊していく』と専門家は言っていた(これは尿に糖が出るという恐怖から生まれたミスリードであろう)。この「ブドウ糖が血管を壊す理論」を最近は聞かないが、どう考えても、それは原因とは思えない。


高血糖と合併症の間には確かに相関関係はあるだろう。しかし、因果関係ではない。

本当の原因は「毎日の生活」にある。医者も「生活習慣病」と名付けているではないか(笑)。

血糖値が高くない人でも、年を取れば、もれなく生活習慣病になるのである。確かに検査値は「薬」の効果を測るには「いい指針」であろう。
しかし、検査値が正常(多くの人と同じ範囲内にある)であることは将来の健康を保証することはない。


ひどい食事をしながら検査値が正常なのは、10階建てのびるから飛び降りたヒトが地上に激突するまでは元気なことと同じである。



原因は食事である。そして一人一人は違いすぎるからすべての人に効果のある食事などはない。
自由主義市場と言う「価格競争の厨房」で作られた食事』が私達を殺すのだ。


血糖値が高くなければ健康なのだと勘違いをしそうである。
血糖値が高くなくとも様々な病気(災厄)は襲いかかる。

認知症や脳溢血、心不全、癌、アルツハイマーリュウマチ痛風膠原病、橋本病、バセドウ氏病

これらの病気は、みんな同じ原因を持っている。

次のスタディのネタである。



問題は、どんな生活が悪くて、どんな生活が好ましいのかがわからないことである。
医者や栄養士には食事指導はできない。

生活習慣病で苦しんでいる人を統計で調べたところで、共通の特徴(現象)は発見できるかも知っれないが、それは原因ではない。共通の相関関係のある検査値でしかない。


交通事故の現場に怪我人と救急車がいつもいたところで、救急車は事故の原因ではない。
あくまで相関関係のある現象でしかない。






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