幸運な病のレシピ( 2117 )昼:キャベツ炒め(朝のミズの炒めを仕立て直し)
【 2020/5/21の食事 】
僕の家には36cmの中華鍋が有る。
30歳のころ糖尿病を宣告され、キャベツ炒めを作って食べようと思い神田の街を歩いていて出会って買った。40,000円と値札がついていたのを4,000円と間違えて買った。そんな大きな中華鍋はプロ用だから家では宝の持ち腐れだと言われたことも有る。
ものすごく美味しくキャベツ炒めが出来る。
大量のキャベツを返すのがものすごく楽だ。深めのフライパンよりいいと思う。チタンで猛烈に軽いし、最近の品物と違い厚い。僕の持っている鍋の中でも古い方に入る。
もやしいためもいい。
多めに油を熱して一気に油で野菜を包み込むのだ。少しだけ塩を振って浸透圧を外に向けて中に火をとおす。火力が弱い分、上下を忙しく返す。
鍋底に水がたまらないように上下を返し続けるのだ。
野菜から出た「水」で煮る(低温の加熱)と美味しくなくなる。
最後にオムレツを入れて、水を吸わせるといい。モヤシの場合はカタクリを振って外に出た水の衣を作る。
キャベツは主張の強い野菜だ。どんな料理に入れても「キャベツ様がいらっしゃる」とすぐに分かる。
なので、キャベツ炒めは(古くなった肉系の)仕立て直しにいい。今日は朝のミズ炒めを最後に合わせて味を整えた。
実際、中華はソースを作っておいて最後に合わせる手順が多い。「タケノコ・ミズ・コンニャク・ひき肉」これらは加熱時間も火力も違う。
別鍋で味を作っておいてキャベツと合わせることで全く違った旨味が出る。
酒のんでである、体調が優れないときなどは、これだけで元気になる。夜は一杯やるか!
こういう料理はお店で食べることは出来ない。中華の店で出てくる野菜炒めはこれの半分くらいだ。商売だからそれは仕方ない。
「商品化された食事」「政治的に正しい皿の上の栄養学」が『ガンや、認知症、心疾患に循環器、壊疽に肺炎、透析に眼底網膜症、骨阻喪症にリュウマチ痛風膠原病に難病指定、薬で下がる検査値の異常(糖尿痛颶風高血圧に高脂血症)』を生んでいる。
「病(と医者が呼んでいる災厄)」は食事の反映でしかない。
炭水化物は毒ではない、誰もが抗えないほどに魅力的すぎる。食卓は、炭水化物が中心になり、緩慢で直接的な因果関係の見えない欠乏症を生む。
食事作りは面倒だ、私達が作れなくなったのには理由がある。そして僕は毎日素材から食事を作る。