「サマーとチョウの恋物語」マイクロバイームが操る男と女
「メンタリスト」っていうテレビドラマのシリーズ、面白かったなあ。
今でも時々思い出す。
僕の大好きなシークエンスに「サマーとチョウの恋の物語」がある。
堅物の刑事が、情報屋として使っていた娼婦と関係を持つのである。
チョウは堅物の刑事。
サマーは情報屋の娼婦。
チョウは、サマーの中の何かを見つけ、共に生きようとする。
その為に、今の生活から脱して、更生させようとする。
しかし、うまくいかない。
コカインを取り上げるチョウに、サマーは「お前は何様のつもりなんだ」と罵る。
その言葉は、自分の胸に突きさささる
「自分という正論」はあくまで恵まれた現実の反映でしかない。
「社会的に容認されない間違え(自分にとって容認できない行為)」は、決して人として劣っているわけでも、自己責任でもないのだ。
そんな現実を選ぶほかなかったのだ。
人は同じなのだ。
様々な現実に向き合いながら、異なった生を生きて時に争い、殺し合い、愛し合い、喜びを共にして、苦しみをいたわりあう。
ここが「家族というシェルター」の生まれる所である。
The Mentalist 4x22 - Cho and Summer scenes - Part 1
The Mentalist 4x22 - Cho and Summer scenes - Part 2
馴れ初めの頃のお話
The Mentalist 4x21 - Cho and Summer scenes
この女優さん上手いなあ。
サミーア・アームストロングさんという方だそうである。
後の物語では、ハッピー(別な人と結婚するのであるが、その時も大騒ぎを起こす)。
きっと、制作者も彼女には幸せになってもらいたかったのだろうなあ。
サマーが幸せになるところ。
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いかにもこういう女性の類型ってある。
小悪魔というか、純粋で素直な一面があり、パートナーをメロメロにする。
「カルメン」という物語でビゼーが描いた類型である。「キャバレー」でライザミネリが演じた。
自分に正直な生き方を貫く、拘束されるのが我慢できない。
と同時に、自分の感性を一番に信じる。その時の衝動で誰をも一番に愛してしまう。
男は嫉妬の炎に焼かれる。そして、男は抵抗ができない。
自分を一番に愛していた女が他の男と熱愛する。そして、それはその瞬間においては「すべて彼女にとっての真実」なのだ。
ずる賢く、自分の内側の衝動に正直に生きる。
私たちは、内側にどうにも操る事のできない何かを持っている。
これを矛盾なく説明するのが「僕のマイクロバイオーム論」である。
そして、彼女たちの人生の終わりは悲しい。
「家族というシェルター」を持たない道は年寄りには辛い。
Wendy / Windy Breaking Bad & The Association
こちらは 「Breaking Bad」から、ウーンと残酷な現実の物語。
恐ろしい。
そして、人はこんなにも同じである。信じるのは難しいかもしっれないが..........................。
masaya50.hatenadiary.jp
メンタリストというシリーズのかなでは、「シュタイナー検視官とのお話」もいい*1。
あのコインの手品素敵だ。
僕も人生の終わりに見てみたい。
メンタリストというドラマは、5シーズン目でレッドジョンとの決着がつく。
ずーっとリアルタイムで観てきたのだけど、最後の方はちょっとマンネリ感があり、借りて見なかった。
ビデオショップでぶらついていて、爆借りしてしまった。
結構忙しいのだが、お正月あけて、お客さんが忙しいので少し僕は暇になる。
旧正月である。
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「サマーとチョウの恋物語」は
結構動画サイトでも人気の二人であった。
我が家でも、(ほぼみたDVDを完璧に忘れる)妻が覚えていてびっくりした。
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*1:S3 disk9に入っている