2017年の梅干し作り 土用の梅干し 3日目夜露に当てる




一晩夜露に当てる。
そうするとしっとりと水分を取り戻す。
この3日間で繰り返し蒸発していった水分の一部が戻るのである。
このプロセスに関しては必要でないという人達も多いようである。

そもそも、土用干し自身が必要でないという人もいる。

また、商業ベースでの製造においては全く異なった方法をとると聞く。

まあ、やり方は人の数ほどあるのだし、正しさも同じだけある。





キッチのテーブルに勢揃いである。





こちらは、梅酢を入れないで、重しをして2〜3年成熟させるという方法。
熊野古道の入口の近くのお店で聞いた方法である。

梅酢を入れないので、(おそらく、)塩分濃度はものすごく低くなる。
甘い梅干しができるはずであろう。
カビのでる可能性もあろう。

楽しみである。






こちらは、梅酢を戻す方である。
梅酢は梅のエキスと塩から出来ている。
なので、かなりしょっぱい。




これでおしまいである。
冷暗所において、秋の終わり近くには今年の梅干しが食べることが出来る。

押しをしておいた方は数年まつ事になる。




道具は皆片付ける。
桶は、年末にタクワンに使われる。


母に何故、塩分の濃度を下げないのか聞いたことがある。

塩が足りないと梅干しが作る過程でカビが出て失敗するのだそうだ。
梅干しを失敗するとその年は悪いことが起こると母は言った。



いつも思い出す。



梅干しがカビようとどうしようと、悪いことも良いことも毎年起きているのだ。

良いことがあっても慢心してはならない。
慢心は悪いことを呼ぶ。

悪いことが起きようとも、諦めなければいい。
いつか良いことになる。


まさやーんのルールその1である。

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6月くらいに、去年の梅干しを移して今年の梅干しを入れようと思いだしておいたら、鉄のフライパンのフタを落として瓶の蓋が割れた。
買ったお店に行ったのだが、フタだけは売っていないそうである。
まあ、さもありなんというところである。






端を研磨して使おうかと持ったが、かなり危ない感じだったので諦めた。
親指を少し切った。

丸瓶5号 蓋付き 9リットル 常滑焼 久松 であるようである。
キャセロールのフタが使えたので使ったが、なんとか代用品が必要であろう。