「良きもの」を乗り越える為に。私達の毎日は決断の塊である。

アリストテレスは『人は「良きこと」しかしない』という。
ここでの「良きこと」とは善悪の意味の良きことではない。

自分にとって、『得なこと、気持ちのいいこと』という意味である。

アドラーの研究で有名な岸見一郎さんはいう

岸見さんの一連の本には、(2年ほど前に)大きな影響を受けた。
今のダイエットが続いているのも、そのおかげだろう。



分子生物学の発展は新たな視点を人間理解に与えている。
ブドウ糖」は生命に共通する通貨である。
それを得るために細胞は万策を尽くす。
いまだに細胞のニーズと意識を結びつける仕組みについての仮説はない。

「快感」は、細胞が望むものを「人」という単位で行動させるためのツールである。
人は「快感」を求める機械であり様々な「快感」は「良きもの」として僕らの意識に現れる。

いかに、その「快感」から逃れるか?

より大きな「良きもの」を体に与えるほかはない。



最近エレメンタリーというシリーズを見ている。

このシリーズの主題は中毒(依存症)の問題である。
社会(コミュニティ)を作り生きるヒトの本質的な問題である。
外界を受け取り、生きる私達「生命」がいかに結びついていくかの問題である。

薬物の依存、ヒトとの依存、SEXの依存、なぜ、その選択に問題があると知りながら止められないのか。


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