2017年の梅干作り のんびりしている夏の日の朝食。梅干しと、朝食。意識ってなんだろうか?蟲師って好きだなあ。

まずは昨日、1日目 夕方梅干しを桶に戻す。
一日乾かされた梅干しは、梅酢を果肉の中に吸い込んでいく。






水分が飛ばされ、果肉には旨味が溜まっていく。
このプロセスが『贅沢』なのである。
売っている梅干しは当然、こんな贅沢ではない。
最終的に残る梅酢は大変貴重である(笑)。


母と一緒に作ったときのことを思い出す。
最後にできた梅酢が母の方は少なかった。僕の方は結構あった。
「少し分けて−」と母は言うので、分けてあげた。
忘れられない。

2010/07/19 にアップしている。しかし、youtubeと言うのは凄いなあ。
母が生きているようだ。

この後、母のボケは進み、鍋を何度も炭にしたり、ご飯がたけなくなったりしていく。
僕は人生に忙しくて、ご飯作りも手伝ってあげられなかった。

そして、2013年くらいから徐々に、やがて全面的ご飯を作ってあげるようになる。
腰が悪くなり、立てなくなって、介護認定を受け、施設に行ったり(行きたくない)と波乱の時期が始まった。

気難しい母だった。しかし、そんな苦しい日々のおかげで、僕ら家族(父、母、妻、僕)は長い諍いから和解できた。

糖尿病の眼底網膜症での失明の宣告を受けたことも母と向かい合うきっかけだった。

自分の未来を見直すきっかけにもなった。
そして本を書くことが出来た。

禍福は糾える縄の如しである。




ここからは今朝である。


朝というか夜中起きてそのまま仕事した。
とは言っても、エレメンタリーのシーズン4の7巻、11巻、12巻を流しながら、webサイトの設計であった。

明け方に2時間位寝て、7時くらいから梅干しを干し始めた。
2日めである。
紀州梅干にするので、紫蘇は入れなかった。





桶に戻して朝日とともに開始である。
少し天気が悪くなりそうである。
雨に当てると大変なことになる(笑)



しっかりと梅酢が組織に入ってきているのが分かる。



香りがものすごく強い。
紫蘇の入っているのと比較してみると面白いかもしれない。
来年はやってみよう。


ザルに上げて、お日様に当てる。










余りに腹が減って食べてしまった。
妻は9時からのスーパーに行った。
かいたいものが買えなくて帰ってきた。
時間後に160mg/dlを越えたが、プールで300m泳いで50mg/dl落ちた。
血糖値は一回運動で落ちて「底(=血糖恒常値)」にたどり着くと、しばらくはそのままである(注1)。


食事と運動、血糖値と体重の関係を実験している。
かなり面白い事がわかってきた。




こういう非に限って父は早く来る。
大急ぎで食事の用意をして食べてもらう。



こういう日は朝が早いのでお昼を用意しなければお菓子を食べるので、よろしくない。

僕も出かけるし、妻は昼いないので、サンドイッチを買ってきた。




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注1 : 「底(=血糖恒常値)」にたどり着くと.....
血糖値は重要なものだ。
低くなりすぎると意識不明になり、時には障害が残ったり、死ぬことも有る。
そのために、身体の多くの細胞たちは様々な仕掛けを持っている。

インスリンが血糖値を下げる唯一のホルモンだと言われるが、間違えている。
血糖値は、常に多くの組織や細胞に取り込まれて下がり続けているのである。
そして、その値は一定の範囲内になければ問題が起こる。

高血糖はたしかに大きな問題だ。
しかし、『身体という多くの生命が互いに関係を保ちながら維持しているコロニー(注2)』にとっては、低血糖のほうが字遥かに大きな危機である。

そして、糖尿病と言う病への認識は1920年当時から何も進んでいない。

血糖値が一定の値に留まるプロセスに関しては
「カロリー過多が血糖値をあげ、運動が下げる」
インスリンが血糖値を下げるが、それが出ない(または効かないと)と血糖値が上がる」

明らかな間違いというか、ミスリードである。

血糖値を一定範囲内にとどまらせる仕組みに関して、色々と研究は有るが、みな「そのプロセスの解明」に過ぎない。



注2 : 生命が互いに関係を保ちながら維持しているコロニー
精子卵子が受精して、細胞はそれぞれに分裂しながら増殖を続ける
その分裂の家庭で、DNAはコピーされる。
同時に分裂の過程は、DNAがコードしているタンパク質を産出する。
そして、どのタンパク質が多いとか作られない頃によって、分化していく細胞は「個性と役割」を持っていく。
DNAがコード化しているタンパク質の数は大腸菌で4500個、人で4万5000個でしかない。
その他の99%の部分は運用のマニュアルなのである。

この、精子卵子が受精して生まれた細胞群を私たちは「自己」という。
しかし、このコロニーには、このDNAの末裔以外にも多くの生命が住んでいる。
それぞれのDNAの「意志(利益の極大化)」に従いながら取引を行うのである。


このコロニーを運営する為の働きも存在する(と仮定できる)。
それを意識と呼ぼう。
この意識という得体のしれないものは、主としてコロニーが他のコロニーといかに関係をもつかという為に存在していると仮定できる。
そして、そのコロニーに生きる生命の綱引きで意識は行動を決定している。


社会とかコミュニティと呼ばれる個人を超えた仕組みを作っていくのである。


なぜ、頭では悪いとわかっているのに、不倫してしまうのか?
食べちゃいけないと思いながら、どうして食べてしまうのか?
依存症は何故あるのか?
生命は意識が動かす乗り物ではない。

私たちは、「虫」と言う言葉を慣用的に使う。頭に虫がわく、虫の知らせなどという。
意識(=五感とかこの経験に従った身体の操縦)を超えて、何らかの判断を行った場合の根拠の事である。

奇妙な菌類 ミクロ世界の生存戦略 (NHK出版新書)

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わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)

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菌類がホストの意識を操縦して、繁殖するということが書かれている。
確か、昔、類することを読んだ。
しかし、その時には「ホストの意識を操縦」という考え方に余り違和感がなかった。
しかし今は、この考え方が「生活習慣病」を生んでいると感じている。


「免疫が自己を守る」と言う思い込みも、「自己免疫疾患」と言う病気を生んでいる。




問題は、深い。

ギンコさんに訊いてみたい。

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