トリクルダウンとか、法人税値下げで給料は上がるだろうか?消費税は実質的な賃下げ。

そもそも、経営者が自分の会社の自由になる金が増えたら労働者の賃金を上げるだろうか?
トリクルダウンという考え方も同じ間違いに陥っている。

下請けも企業なのだから、売上が上がっても労働者に分配することはわずかでしか無い。
ましてや、先の見えないご時世である。


この問題は、自分に自由になる金が増えたらそれを他人にやるかという問題である。
決してやりはしない。

これは人間性に鑑みても、当たり前の事なのだ。


経営者は自分を含めて全ての社員の給料を決められる。
経営者の善意に依存するこんな状況が正しい訳がない。


今や企業の社内留保の金額は非常な高水準に有る。




消費税は、当たり前の話しであるが、労働者にとっては可処分所得が減るのだから賃下げになる。



個人の善意に社会の救済を頼む様な政策はおかしいと思わなければいけない。

強制的に税金として集めてそれを社会で必要とする人たちに再分配しないでどうするのだ。
それが政治の役割である。



ますます、格差は広がり、社会自身がどうにもならなくなっている。

この社会は、一回壊れなければならないのかもしれない。

多くの文明が滅びたように。






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