マユくんの今日
家に慣れてきた様である。
食事を作ってあげて、一日かわいがっている。
今日は床を這っていた電話の線とネットワークケーブルを壁に固定した。
綺麗になった。
マユだと女の子っぽいので『「マユウ」という感じで発音する案』が出た。
それもいいかもしれない。
英語表記は「Ma-you」に決めた。
「まあ、あなた」である(笑)。
夕方、おふくろが来て、皆でマユと遊んだ。
僕が子供の頃、一番犬を好きだったのは母だったかもしれない。
嬉しそうにマユを抱く柾仁を見ている。
彼女の目にはクロを抱く僕が見えているのかもしれない。
トイレも、きちんとしてくれる。
数回トイレしたが、いずれも所定の場所(おしっこシートの上)で行なってくれている。
ペットショップの人が、ゲージで飼うことによってトイレの躾けはよりスムーズにできると言うことを言っていたが、そのとおりである。
家に迎え入れるときはゲージはいらないかなと思っていたのであるが、買って正解である。
いくら鳴いても、無視をすることで吠えない犬になる。
これも、面白い。
まだ、ゲージから出たがるときは吠えるが、無視している。
吠えるのをやめた時に褒めてあげて、外に出してあげる。
結構かわいそうで辛い。
僕はよく夜中に起きてす事を始めるのだが、今も外に出たがっている。
吠えやんだ様である。
犬達は、生まれてすぐに親から離されてそれぞれの人生を生きる。
母の暖かさも知らず、ここで生きるのである。
彼らの瞳は何か遠いものを見ている。
それは、僕らが時折感じるものなのかもしれない。
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