父の禁煙日記:「欲望の研究」誰もが持ち、抗えず、行動を支配して、隠し、他人を糾するコミュニティのルール

今日、父が食事に来て、食べたあとで「お金がほしい」という。
タバコを自分で買いに行くつもりなのだとわかった。
タバコを買うつもりなのだろうけど、それは我慢してもらいたいと話した。
お酒や美味しいご飯を作るから、タバコは我慢してと話した。


寝タバコなどしないと言ったが、諦めてくれた(話しても無駄だと悟ったようだ)。
正直つらいことだ。

楽しみもなく過ごす毎日にタバコぐらい吸いたくなるのだろう。






しばらく前から、寝タバコをして、パジャマに焼け焦げを作りやめてもらうことにした。
最初はひどく口論になったが、どう考えても結論が出ない。

施設に入ることになると行っても、父は納得しない。
確かに今まで布団の中でタバコを吸っていても家事にはならなかったのだから大丈夫だと考えるのもそのとおりだ。

翻って、糖尿病治療を考えれば全く同じことである。
僕もタバコを知っていたし、いまはやめようと思っても酒が止まらない。


欲望というのは、どこにやどり、僕たちを支配するのだろうか。
考えさせられる。

問題は、自分が年老いた時に、どうすればいいかである。

憂鬱である。