福井で出会った石塚左玄先生の研究家 岩佐勢市先生 2018年国体のお仕事
今年の国体のお仕事はこちら、国体のお仕事はこちら、73回大会のマニュアルはこちら
「石塚左玄先生」(1,2、3)が生まれた福井への出張が近づいて来て何か石塚左玄先生を感じることの出来るところに行きたいと考えていた。
ネットで調べてみたら、NPO法人 フードヘルス石塚左玄塾と言うページを見つけた。
時間があったら訪問してみようと思い問い合わせの電話をした。
事務所にお電話差し上げて、代表の方の携帯番号とお名前を頂いて、お電話差し上げた。
10月1日に福井市内のホテルで講演会を開催しているとお聞きした。
お時間を頂いてお会いすることになった。
電話を終えてから、聞いたことがあるお名前だなあと思い本棚を探したら、なんと先生の著作を持っていた。
先生は著作の中で「食事を作らなくなった」事が問題だとおかきになっている。
僕の今の結論(次の本のコンセプト)と同じである。
先生の本に影響されていたかもしれない、ちょどそのページあたりにマークがあった。
拝読した当時(2018年始め)はあまり「家」と言う枠組みを中心に考えていなかった。
当日は朝5時から動いて3ヶ所のゴルフ場のロケーション(毎日3箇所を回る)の確認をして、市役所で明日の講習会の設営をし講演会の会場のホテルに向かった。なんとか講演会の終わる時間に到着した。
石塚左玄先生の時代や、この土地との関係、などのお聞きしたかったことにお答えいただいた。勉強になった。
そして、とても丁寧に僕の話をお聞きいただけた。
一つ一つのイシューに反応していただいて、いくつもの気づきがあった。
流石に人生を「食」の研究にかけた方だと感じた。
福井は日本の真ん中にあって、あらゆる物が少しずつある。そんなお話を聞いて朝に回った芦原の湿原を思い出した。
車で走りながら、海と潟がつながり、命が溢れている風景が見えたのだった。
「食は命なり」先生のサイン入りの著作を頂いた。
納得できた。
石塚左玄先生の記念館の様なものはなかったけど、この自然があり、そこに生きている人がいる。そして志を語り継ごうとする人がいる。それで十分である。
「幸運な病」を献本差し上げた。
あっという間に1時間30分が経った。
お別れする時に握手をした先生の手は力強く、暖かかった。
150年以上昔の石塚左玄先生がこんなふうに人と人とを出会わせてくれた。
2015年、医学(人の言葉)を信じないと決めて、苦しかった3年間、母を失い父ともう一度出会い家族の意味、食事の価値を感じた。
そして、まだ道に迷っている。
ホテルに帰る車の中で、少し涙が出てきた。
僕は泣き虫の感激屋である。まだ頑張れる。
次の本のコンセプトがまとまってきた。
- 作者:岩佐 勢市
- 出版社/メーカー: 正食出版
- 発売日: 2010/03/31
- メディア: ペーパーバック
1171929