10月6日「競技2日目」の記録 2018年国体のお仕事

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2週連続の台風が発生、北上するが、それてくれたようだ。曇天から晴れ、
雨は雨でその人なりの力を引き出してくれる。僕は土砂降りに慣れている(笑)。
全選手がホールアウトすることが大事。自分なりに人生に立ち向かい全力をつくすことこそが新たな道を拓いてくれる。哲学的である。


晴れもよし、雨もよし。人生の半分は雨である。そして今日は、晴天だ。



朝から3会場を回りながら今日の打ち合わせをする。
打ち合わせと言っても15分程度である。
昨日は、今日のための用意が多くて、やることも煩雑だった。今日は賞状を印刷して式典をスムースに進めることが目的だ。



天候のために選手がホールアウト出来ない時にどの様に処理するかを伝える。
今日は、みんなの自信に溢れている顔を見て安心するために会場を回る。
昨日の実際の流れを振り返り、疑問点や不安なことはないかと尋ねる。



もう10年になる、数多くの人たちと共に働いた。
多分もう2度と会わない、そして僕は忘れない。
朝記念撮影をして別れる時にはいつも泣きそうになる。僕は泣き虫の感激屋だ。




whyを教えてから自分たちで自由にやるように突き放す。しかし見捨てたわけではないことを感じてもらう。
この表は「手貼り集計」で使う中間の記入表(1日目と二日目のスコア位の合計と団体戦の順位を手計算で集計するもの)である。毎年、このジョブの担当者はそれぞれに工夫していろいろな形にリファインする。とてもきれいに仕上がっている。


いつの瞬間から、スタッフはジョブを自分の物とするのだろうか?
全体が見えた瞬間がその分岐点だろう。

何があっても賞状は出せることを明確に示し、信頼してもらう。



始まった時自信のなさそうだった皆が「やり遂げた」と言う表情になっている。
自分に自信がない時、人は言われたとおりにしようとする。
それは仕事が自分のものになっていないためだ。
仕事が自分の人生の一部となったとき、素晴らしいことが起こる。

到底できないと思っていたことが実現する。僅かな時間(30分〜60分)の内に大量(56枚以上)の賞状を印刷してケースに入れて県ごとの袋にまとめる。みんなが作った賞状が選手たちの3日間の健闘を讃えるのだ。

僕は毎年そばで見ていて涙が出そうになる。

僅かな時間の間に賞状を出す。終わったときの達成感は素晴らしい。スタッフがみん幸せな表情となる。僕は誇らしく、少しだけ寂しく、明日からのみんなの毎日を想像する。
今年もみんなに助けてもらった。僕は少しだけお手伝いをしただけ。

この仕事に教わったことは多い。

彼らにとって、最初に出会った時は、ソフト会社の説明員である。
この頃には自然と「先生」と呼ばれるようになる。もうこの時点では「業者」ではない。

共に「自分たちの国体」を成功させようとする仲間になっている。




人の繋がりは時間ではない、共に何かを体験した瞬間に生まれる。僕はこの仕事が大好きだ。

システム開発での、現場への導入の時と同じである。互いに信頼しあわなければうまくいかない。



僕はこの仕事が大好きだ。いろいろな土地に僕らは生きている。毎日を苦しさや喜びの中で生きている。それを実感できる。
もう会えないと思うと辛い。いつも別れる時は涙が出そうになる。

スタッフの皆はバスにのって帰っていく。ああ、皆は何をしているだろうか。



競技の2日間、通信社の処理の完了を通信員の人と男子会場で待つ。
2日目は電話機と僕達2人が館内に残る。

徐々に設備の回収が始まり、毎日のゴルフ場に戻っていく。
19時位に電話が来て、完了となる。

この待っている時間が僕は嬉しい。


僕のシステムからリザルトデータをダウンロードして、FAXした競技員長のサイン入り成績表とチェックするのである。
世界は何が起こるかわからない。幾重ものチェックは欠かせない。

日本全国に配信され明日の「新聞・web・TVといった様々なメディア」が選手の健闘を讃える。


嫌なことも辛いことも多い、しかし、喜びのほうが遥かに大きい仕事だ。

国体という大きなイベントの一部に自分も参加できたことが嬉しい。




最後の夜はコンビニのおでんだった。
会場に残っていたスイーツを「家のお土産」にと持って帰ったのだが、食っちまった。
まあ、良いではないか。饅頭とおにぎりは日持ちしないからな。両方とも怖いねえ。まあ、ビールが一番怖いが.......
人生は我慢大会ではない。