幸運な病のレシピ( 428 )朝:蕗とタケノコの煮しめ、タケノコと牛肉の甘から照り焼き、鶏のから揚げ、休みなのに弁当作った
今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
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【 2018/4/30の食事 】
仕事をしていると母は庭の奥から幾本かの蕗をもって家に来た。
嬉しそうに、「ほら、とれたよ」と持ってくる。
細くて、筋を取るのも面倒で、料理するのも煩わしかった。
なかなか柔らかく調理ができなくて食べてもらうことも稀だった。
なくなる数年前から持ってこなくなった。
丁度、蕗の生えている庭の隅の手前の池で転んで腕の骨を痛めた後の頃からである。
精神安定剤を処方され、真っすぐ歩けなかった頃だろうか。
思い出すと涙がでてくる。
今日は、上手くアク抜きが出来て、柔らかく煮えた。別に炊いて、お煮しめに加えた。
昨日・今日と友人たちにタケノコを持って回った。
楽しかった。
この季節はいいね。
今日は、母の年子の弟(もう亡くなって25年以上になるだろうか)さんの霊前にお持ちする。
母は、いつも何かと作ってはおすそ分けしていた。僕も、料理を誰かに差し上げるのは大好きである。
朝食である。昨日の春巻きなどと今日作った煮しめ。
毎日少しずつ作り、残してよく日に回して、仕立て直す。
時に美味しく、時に口に合わない。
それがまた楽しい。
炭水化物はいらない。
一日間違えて弁当つくった。しかし、考えてみれば、家族の食事を朝作る。
弁当という入れ物に入れるかどうかは別として、毎日作っているのだ。
毎日作る食事こそが自分を守るシェルターである。
僕はこの厨房に守られている。そして、「厨房」は家族みんなで維持される。
料理は僕一人が作っているのではない。みんなで協力して成り立っている。
今は亡き母が教えてくれた味、父(30年後の自分)のために作る味、子供が食べたいものを作り、妻が片付けを手伝ってくれる。
この厨房は家族を守っている。
いつか一人になった時に、僕は「この厨房で学んだ習慣」に守られて健やかな死を迎える。
父の夕食
タケノコ三昧である。
季節のものを美味しく食べるのはとても嬉しい。
汁、タケノコを煮て、白菜の元の方をクタクタに煮る。
青いところは、蕪の葉っぱに白菜を最後に散らす。
豚肉は塩味で炒めて加える。
タケノコの煮しめ。
朝作って夜まで食べる。
少し明日にまで残るが、それもまた美味い。
筍の刺身(今日とってきたものをアク抜きした)
朝からの持ち越しのおかず。
刺し身は地元資本のスーパーからシメサバを買ってきた。
一緒にお惣菜も買った。
よその味も美味しい。
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