イラクでは大量破壊兵器が有ると言って、査察して、ないことを確認して攻め込んだ。北朝鮮では核兵器が有るというのに、それを嘘だというアメリカ。

北朝鮮がいい国だとも悪い国だとも思わない。
あの国でも、いい服着て美味しいもの食べる連中もいれば、最低の生活をしている人もいる。日本と同じである。
そして生まれた所は選べない。どちらがいいかなどという問いかけは意味がない。

いい国などは世界にはない。皆、自分の国がいい国なのだ。
ここを変える努力を忘れてはならない。



明らかに中国は北朝鮮カードを使ってアジアでのボスとなっていっている。
中国と北朝鮮が共通の利害を持っていないと思っているならそうとの世間知らずだ。


北朝鮮は中国にとってはよく吠える忠実な番犬だ。

迷惑がる周りには「自分も迷惑している」という顔をするが、餌を絶やす事ももっと静かな犬にかえることもない。
自分とは関係なく吠えているのだから、手を出してかまれても知らないよとうそぶく。もし泥棒が来たらただじゃすまないよとも恫喝する。

北朝鮮は、アメリカに対しての最高の防波堤だし、韓国にも中国にも危害を加える事はない。同じ民族同士が朝鮮戦争で多くの血を流したと言う事実は決して忘却されてはいない。
彼らが戦わせられて、多くの血が流された「あの戦争」でアメリカと日本は大儲けをした。
このことも彼らは決して忘れていない。

アメリカが「金のかかるアジア」から手を引くのを最も恐れているのは日本である。

日本は思いやり予算アメリカに上納金を払っている。
おまけに武器も買っている。
アメリカは既に「金のかかるアジア」を放棄している。
だから、「核武装論」が平気で言われるのだ。

次は日本に核をもたせるだろうなあ。



戦後は過ぎて、沖縄・広島・長崎は忘れられている。
忘却は悲劇を繰り返させる。




東西対立は既に企業にとっては邪魔者でしかない。
これから東西問題は消えていくだろう。

今回の北朝鮮問題は既にその第一歩である。







イラクのときのことを皆忘れたのだろうかなあ。
アメリカは「フセイン核兵器を作っている作っている」と言って、フセインは「作っていない」と言った。
多分、核査察があるまではアメリカは作っているかどうかわからなかったんだろうなあ。

そして査察して「ないことを確認」して、「有る」と言い張って、戦争を開始したんだ。

あのときは、何でフセインアメリカの言うことなんか信じたんだろうかねええ。
やっぱ、フセインは長年アメリカの傀儡だったから、査察受け入れて「シロ」と判明すれば見逃してもらえるとでも思ったのかねえ。というか、石油を買ってもらっていたからそれ以外に道はなかった。


今の北朝鮮が中国の言うことを聞かなければならないようにである。



アメリカが、一方的に情報機関を悪者「本当はなかったのに情報が間違えていた」にしているが、そんな馬鹿な話信じてはいけない。
査察して、ないことを確認してから、「有るはずだ」と言って戦争を始めたのだ。無いことが確認できなかたら戦争なんて怖くて始められない。

北朝鮮では、逆である。「あるある」と言う北朝鮮に「無い」と言うアメリカ。武力での脅しが有効になるには核兵器がないことにしなければならない。何とも複雑なレトリックではあるが、もう『中国=北朝鮮』に有効な手立てはない。

しかし、アメリカも脳天気である。中国が北朝鮮と仲が悪いというが本気にしてるのかねえ。
そういわざるをえない所が中国の上手いところだ。アメリカに行って仲良しのふりしながらきちんと北朝鮮を使っている。

やっぱり最後は中国人である。


もう何年も前から、アジアは中国のものである。












核を持たないければ、文化(市場経済主義の枠内に取り込まれる)を破壊される。
既に戦争に負けていた日本は「自由主義市場経済」を受け入れた。


今の北朝鮮は前例をよく学んでいる。
核兵器を使うなどということはありえない、というか、使ったら、僕らも無事ではすまない。
福島の原発のことを考えるがいい。

韓国にはすでに核(原発)はたくさん存在する。
通常攻撃でもどれだけの核汚染が始まると思うのだろうか?


世界原発マップ()()()を見てね。




既に核の独占は意味のないことだ。

インド、パキスタンイスラエル、に加えて、北朝鮮が加入したのだ。
日本だって、これだけの技術力とプルトニュウムが有るのだからいつでも核兵器の保持は可能だろう。
憂鬱な世の中である。

「自国の文化を破壊され、抗議するには焼身自殺する他ないような国」になるか、「被爆国と言う名前を捨てて核開発」するか?

気ににすることはない、市場経済によって私たちの文化は十分破壊され尽くしている。










イランでの開戦のプロセスを見ればアメリカがどういうやり方で他国の文化を破壊するか良く分かる。
しかし、「アメリカの衰退」は当然の帰結であった。



戦争は富の再分配の形にすぎない。宗教と同じである。
多くの犠牲が生まれることも同じである。
市民を燃料にして武器を燃やして、軍需産業を経由して富(税金)は分配される。
焼け野原となった戦場には復興援助という名の税金が使われる。
戦後のほうが儲かるのである。
多くの市民は殺され、文化は奪われ悲しみはやがてテロを生む。
出来うれば避けたいものである。


出来るだけ、人は死なない方がいい。うまい方法があればいいのだが。
毎日、朝起きてニュースを見るのが怖い。

Jアラートは核戦争が始まった時以外は鳴らさなくてもいいからね。
というか、始まったら、静かにしていてちょうだい。

919930







韓国から米軍が手を引くことが前提である。

その後で、南北朝鮮の統一にかかるコストをどこが持つかという問題である。
北と南の大きな格差を埋める原資はどこに見いだせるだろうか?

統一朝鮮が核を持ち、中国がバックアップして、中国に皆後を渡し強固な同盟関係を維持する。


在日米軍は引き上げて、日本を核武装させ日本列島はアメリカの極東の防波堤となる。


うーん、国際政治学の答案なら0点だなあ。