糖尿病の文献学 「藤本敏夫の糖尿病変革論」は良い本である。


そろそろ、糖尿病の本も揃ってきたのである。僕の家は、地下室が有る。と言っても、外断熱なので床下がそのままプールのようになっていて、物置になっているだけなのだ.....

そこには沢山の本が有る。ふとたしかあったよなあと思い探した。

藤本敏夫の糖尿病変革論」である。
実に良書である、糖尿病値診断さてたころ買って驚いた記憶がある。
藤本敏夫さんという方は、加藤登紀子さんの連れ合いで、すでに癌で亡くなっている。
全共闘の指導者として、投獄されたり、社会に対しての素晴らしい発言者であり、行動者であった。
そんな、藤本さんが、糖尿病と診断され、その素晴らしい目でこの病が社会全体の病であることを見抜き、語ったのである。
素晴らしい本なので、一読あれ。

目次を見るだけで楽しくなってくる。
もの凄くいいことが書かれている。

今考えると、この本との出会いが大きかったのだろうなあ。
グローバリズムの問題、医療の問題、自己変革の問題、まさに的確に見抜き論を展開している。



平成7年(1995年)の初版を買っていた。
おそらく買ったのはも少し後であろう。


序章 糖尿者諸君へ
自分を軽視するのはもうやめよう
固定観念の呪縛を解こう
幼児のごとく自由に
糖尿病は文明の病である
時代を体現する人間になろう
悔やむな、感謝せよ
細胞と対話しよう
血糖値を乗り越えよう
歴史は俺たちのものだ

第一章 僕の糖尿者への道
1少年時代 戦後日本の心と体
バーバンの煮凝り
進駐軍のクリスマスケーキ
親父のビフテキ
食生活に異変が起こる
合理的食事と現実的空腹の高校時代

2刑務所は最高の健康空間
学生運動家としての日常
留置所・拘置所と安心食生活
中野刑務所から始まった懲役生活
刑務所は日本一の健康空間

3自然食信仰の落とし穴
出所祝のビールの味
自然食販売会社の社長に就任
ひたすら飲み食べるのお付き合い
シティボーイの農民志願
村(ソン)生活と連日の大酒盛り
ジャパニーズシタンダードダイエット
献血による血糖チェック
糖尿病患者登録

第二章 糖尿者海岸五段活用
1無知無自覚の第一期
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2強がり、逃避の第二期
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3自覚、隠蔽の第三期
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4開き直り自暴自棄の第四期
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5自己・糖尿一体化の第五期

第三章 文明のミッション・糖尿者の役割
1糖尿は現代文明を解く鍵
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2糖尿は病気でない病気
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3糖尿はストレスによって生起する
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4糖尿は医者には直せない
権威の薄らいだお医者さん
思えば医者も気の毒だ
解決の鍵は自らの中にある
糖尿の治療は「楽しい生き方」

5糖尿者は新文明の水先案内人
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