幸運な病のレシピ( 1030 )朝:お煮しめ、鮭、味噌汁
今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
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【 2019/2/21の食事 】
2-3日でお煮しめは食べ終わる。そのたびに作る。根菜や肉魚から煮出された「水」が一つの味になる。そして汁の塩味が根菜に戻るのを手伝うのだ(だから政治的に正しい塩分量など大笑いだ)。このレシピは一番多く作っている。季節によっても、素材の状態によっても変わる。
食べる炭水化物が毒だと信じ込まされていた頃は根菜もNG食品リストに入っていた。「炭水化物」は毒ではない、レシピによっては美味しさを担保する重要なプレイヤーなのだ。しかし、魅力的すぎるから「商品の核」にするのにもってこいなのだ。
そして、「商品の核となって利益を稼ぎ出す炭水化物」は乾燥工程を経ている。そんな大量生産された食事は食材の中の重要な「水」を失っている。「炭水化物という生命のミイラ」なのだ。
お煮しめには畑の生命をたっぷり持ってきた根菜がだし汁に溶け込んで一つの味になってもう一回取り込まれる。
お店で作られた大量生産のお煮しめが旨くないのは、ただ形だけなぞっているだけだからだ。
それは当たり前である、僕ら貧乏人が買える金額で「美味しいもの」など作れるはずがない。素材から材料の持っている美味しさを引き出して作る。炭水化物を控えめにすることで自分の味を見つけることができる。それはお店には売っていない。
幸運な病のレシピ( 1030 )朝:お煮しめ、鮭、味噌汁