幸運な病のレシピ( 1029 )夜:茄子のトロトロ煮
今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
『炭水化物がいらない食卓』はこちら『幸運な病のレシピ 宣言』はこちら『幸運な病のレシピ』はこちら
人生痩たり太ったりSeason2、Season1はこちら
【 2019/2/20の食事 】
野菜の持っている「水」を大事に作る料理が大好き。
肉の旨味と味を吸うきのこ、根菜を1つ目のフライパンで味入れる。
2つ目のフライパンでざっくり切った玉ねぎ、モヤシの持ってきてくれた水を大事にスープに仕立てる。
茄子が柔らかく美味しさを吸ってくれる。僕はこの料理大好き。気が向いたらビーフン入れても美味しい。
さほど料理の得意でない母がカタクリでとろみを付けてくれた。
まるでお店のようだと、小さい頃の僕には魔法のように見えたものだ。
炭水化物は毒じゃない、美味しくて誰でも大好き、そして満腹が安く買える。だから本当に大事な食物の中の「水=医学が分析していない代謝物を含む細胞内外の水溶液」を食卓から押し出す。そして「炭水化物という美味しい生命のミイラ」は生活習慣病、そしてやがてくる災厄を呼ぶ。
しかし、私達は忙しい。朝から晩まで働いてもやっと食っていけるだけの稼ぎにしかならない。この病気は社会の生み出したものだ。
僕だって暇で料理作っているんじゃない。失明を宣告されて、眼底レーザで焼いてインシュリン打てと医者にいわれた。そんな現実に食事で向き合っているんだ。
医師の言いなりになるのではなく、自分自身の食事を探すことに決めた。追い詰められて、道は一つしかなかった。
自分を取り戻すための長い旅の途中なんだ。「そんな病気」で僕は幸運だった。
そして、なんと今も生きている。もう少し頑張れる。