「宗教なき時代の政治学」(6)忖度の社会、テレビをみなくなった理由

このシリーズはこちら


大笑いである。
漫才なんかよりよっぽど面白い。

老害」という言葉を絵にかいて額に入れたような話である。
この業界のヒトは、よっぽど「上沼恵美子」が恐ろしいんだろうねえ。
というよりも、「上沼恵美子に忖度している業界人」が恐ろしいのだろうね。

ネットというコンペチターがいる環境で、テレビというものが駄目になっていっているのがわかる。



この記事のなかで「上沼恵美子」よりの連中は次の「上沼恵美子」になろうとしているんだろう。
権威を肯定するのは自分の番を待つためなのである。

どうりででみんな面白くない。



まあ、安心するがいい。
権威というのはコミュニティにおいて利益を配分するパワーバランスなのだ。
彼らの業界では露出の多さがそれにあたる。

しかし、権威を風刺して、こき下ろしていくべき芸人が老後の為に権威に擦りよるのである。
まあ、連中大金持ちであるのだから大笑いだ。


しかし、その金は、スポンサーから商品を買っている一般庶民(?)から集まったものだからなあ。





「誰が猫の首に鈴をつけるか問題」である。





社会を風刺して弱者と寄り添うのは金にならない。
これは仕方がないことである。

若い頃この映画見て本当にびっくりしたものだ。




2018.12.06 木 webサイゾーの記事より
M-1上沼恵美子への“暴言動画”に先輩芸人から苦言続々……とろサーモン・久保田の「愛され力」
【校正待ち】『M-1上沼恵美子への暴言動画に先輩芸人から苦言続々……とろサーモン・久保田の「愛され力」の画像1
とろサーモン久保田かずのぶ
M-1グランプリ』(テレビ朝日系)放送後に、とろサーモン久保田かずのぶスーパーマラドーナ・武智らが審査員を務めた上沼恵美子への“暴言”をネット配信した件が、芸能界を揺るがしている。

 3日未明、武智が自らのインスタライブで『M-1』終了後の飲み会の様子を配信。酒に酔った様子の久保田と武智が、名指しこそしなかったものの上沼の審査について痛罵。武智が「更年期障害か」と口にしたことから、「女性蔑視ではないか」との声まで上がる大問題となった。

 関東では馴染みがないものの、上沼といえば関西ローカルで数多くの冠番組を持つ“女帝”的存在。久保田と武智は翌日、Twitterに謝罪コメントを掲載したが、多くの先輩芸人たちも今回の件はスルーできなかったようだ。

 この件が大きく報じられると、先輩芸人たちがそれぞれのメディアで素早く反応。ブログではナイツ・塙宣之がイジリを交えながら笑いに変え、オール巨人も「会った時にちゃんと話ししますので、ここは此くらいでご了承ご理解下さい!」と親心を見せた。

 また、ラジオでは博多華丸・大吉の博多大吉、南海キャンディーズ山里亮太ケンドーコバヤシ爆笑問題らが問題に言及。それぞれ、笑いにしつつも久保田・武智の2人に厳しい言葉を投げかけている。また、今田耕司は5日にMCを務めた「Yahoo!検索大賞2018」のイベントで取材に応え、「今から久保田の悪口を、上沼さんの分も言おうと。本当にあの男だけは」と、主催者の制止を振り切って自ら切り出している。

「いずれも各メディアは『激怒』『不快感』といった刺激的な見出しで報じていますが、こうして先輩たちが積極的に問題に触れているのは、愛情の裏返しですよ。こうしたナーバスな事態は、スルーしておいたほうが波風が立ちませんし、叱責するにしてもメディアに乗せるのはデメリットの方が大きい。あえて話題にすることで幕引きを早め、久保田らがいち早く“通常営業”に戻れるようにという、サポートの意味が大きいと感じます」(芸能記者

 では、実際にお笑いの現場では、今回の件はどのように受け止められているのだろうか。久保田という芸人のこれまでの振る舞いや評判を踏まえつつ、元お笑い芸人はこう話す。

「はっきり言って、久保田さんを人格者だと思っている人は誰もいないですよ。すぐ人を怒らせたり不快にさせることも平気で言うし、気に食わない人間に対しては先輩・後輩関係なしに完全無視するような人です。しかも迂闊なところがあるので、危なっかしくてしょうがない。一度仲間だと認識すると、面倒見も悪くないし、情に厚いところはありますが、今回の件も『よくないところが出ちゃったな』という感じで……。でも、今回、先輩たちがあえて話題にしてくれていることには驚きません。先輩たちが久保田さんを愛してやまないのは、性格がいいとか悪いとかいう話ではなく、誰よりも漫才に対して、中でも『M-1』に対して真剣に取り組んできたことを知っているからですよ」

 とろサーモンが初めて『M-1』に挑んだのは2003年。くしくも、今回チャンピオンになった霜降り明星の2人と同年代の20代中盤だった。その後、毎年優勝候補に名前を挙げられながら9度に渡って準決勝の壁に阻まれ、ラストイヤーとなった昨年、初の決勝進出でようやく王座をつかんでいる。

 チームプレー全盛の現在のテレビバラエティで、今回、深刻な事態を招いたとろサーモンが輝けるかどうか。久保田が泥水をすすり続けた15年の間に築いた信頼が、再び試されることになりそうだ。





1219978