病気芸人いじりは止めてもらいたい。「名医のTHE太鼓判!2018年1月29日 ★密着!血糖値24時」に怒り
『名医の太鼓判』って、これだけ生活習慣病の恐怖に溢れている世の中を作ったのは『この名医』達なのに、何ら反省もない。
僕が「幸運な病」で書いたことである。
血糖値の上昇は体の自然な反応である。
血糖値が上昇しないのは、単に食後の血糖値を脂質に変えているだけなのである。
検査値が正常であったとしても、食事が正しくなければ、生活習慣病からは逃れられない。
「検査値正常の不健康」こそが問題である。
検査値という権威の試験に合格すればいいなどという妄言は腹が立つ。
糖尿病の芸人をいじりまくって、自分は安心だと思うのは誤りである。
今回の番組では「吉田サーカスのクロちゃん」がバッチリいじられ役だった。
まあまあ、この番組の趣旨は、本当に呆れるばかりである。
医師が叱っていたが、本当に呆れる。こうやって叱れば言いなりになると思っているのだろうか。
何故、患者が「治療中断」するか分かっていない。ー>僕の治療の歴史はこちら。
教育入院をさせるということだが、インスリン注射を始めるんだろうなあ(注)。
「社会の病としての糖尿病」を考えなければならないのに「個人の責任・個人の体質」とばかり言う。
インスリン始めるのも個人の責任であると押し付けるのだ。
人は様々な状況の中で現実と向き合って生きている。必死に生きているんだ。
そんな必死さをあざ笑う。
そうして自分は大丈夫と安心する。
医者はインスリン売ることばかり考えてやがる。
先日、松村邦彦の生活のルポを見て憂鬱になった。
ライザップ芸人になって、体重落として健康を広めたいと言っていたが、その生活はひどいものだ。
まさに、「白衣の妄言」のオンパレードである。
自分で料理を作っているというのは良いことなのだが、その「ベクトル」が間違えている。
「キノコは裏切らない」とつぶやきながらキリタンポのパックからキリタンポを捨ててスープでキノコを煮込んでサラダチキンを入れる。満腹になるまで何度も噛むそうだ。
本当にそれで満足できているのか?「こう食えば満腹になるからそう食べなさい」という神託に従っているだけではないか?
満腹にならないのは自分のせいなのか?
知識で健康は得られない。
正直言って、あいつらの言う事聞いていると『死ぬぞ』!
食事を変えることは難しい。
そんなに簡単には変えられない。
治療という名目の投薬で検査値を糊塗しても決して問題は解決しない。
それは表面的な「健康」なのだ。検査値は本当の原因の影にしか過ぎない。
身体は衰える。
膵臓も衰える。
決して抗えない。
自分の年齢に合った食事を組み立てることの出来ない現代の社会こそが問題である。
共に生き、苦しみを分かち合う家族を失った私達の悲劇である。
かつて私達の「家族」というシェルタが持っていた力なのだ。
もう戻れないことはわかっている、しかし、何かできるはずである。
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注
血糖値関連番組は多くある。
NHKのインスリンスパイクの番組をよく覚えている。
いずれも話にならない。この頃の考え方とは随分変わった。
病気芸人といえば、グレート義太夫さんであろうか。
この本は読んでいて辛かった。
彼の姿は、もう一つの僕の姿なのだ。
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連続血糖測定器の事は知っていたが、血圧計が高血糖を病気に祭り上げたように血糖測定器が働くのだろうなあ。
インスリン注射を始める。
インスリン治療と言われるが、僕は治療とは思っていない。
例えば、義足をつけるような傷を追った場合、その義足は治療とは言わない。
もう一生元に戻らない場合は治療とは言わない。
治療とは、始まりがあって、終わりのあるものを言う。
捻挫して、松葉杖を付くような場合は捻挫が治ったらいらなくなる。
無論インスリンも、使いながら血糖値を押さえて膵臓の回復を待つという使い方もできると言われる。
しかし、僕の場合は、これだけ生活でA1cがいい数字になっても、蕎麦一杯食べれば血糖値は300mg/dlにまでも行く。
こう言う「治療」は一旦始めると終わらせ方が難しいのである。
高血圧・痛風・リュウマチ・ガンの薬などはみんなそうである。
またインスリン注射には低血糖の問題もある。
低血糖を糖尿病の合併症などという馬鹿な医者の本を読んだことがるが、低血糖は完全に薬害である。
患者に責任を押し付けている薬害なのだ。
そして、インスリンをうちながら、おにぎりバンバン食ったりしていると、肥満が始まり、歯がみんな抜けて、血糖は落ちなくなる。
そこから先は医師にも手が出せない。
そして生活を改善できない患者のせいだと突き放すのである。
無論そのとおりであるが、生活を改善する方法を教えて初めて『食事指導』ではないのか?
僕は何度も食事指導を受けたが、看護婦や医師は、記録した食事日記に○☓を付けて採点するだけである。
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