「性の玩具」とは何であろうか。北朝鮮の5課、日本の芸能プロダクション、AKB、かぐや姫、トロフィーワイフ、IT社長はいい女をゲット

このエントリーは「かぐや姫問題」に入ります。


「性の玩具」と言う表現はなかなか複雑である。
見方によっては自分自身に返ってくる恐ろしい言葉である。






「玩具」にするという表現は、「玩具」となる人の人格を無視して、(相手にとって)屈辱的な使いをすると言う意味でろう。
しかし、「関係」と言う言葉は「相互的」である。
玩具にするという事は何らかの見返りを玩具に与えることである。
また、最終的に幸福だと思えるシチュエーションが生まれたならば「玩具であった時代」は「ちょっと悲しい黒歴史」となるのでる。

親が子供に勉強させていい大学に行かせて、公務員にする。
これだって、子供ののぞみとは違う人生を歩ませるという意味では玩具にしているのである。
いつも、「あなたの為を思って」と言う接頭辞がつく(笑)。これを「かぐや姫シンドローム」という。子供がいい金とれば自分の老後も楽になるのである。



も少し考えると、これrの関係性の中には「価値」というものが入り込んでいる。
おそらく、この「価値」と言うやつは未来に対しての保証の強さに関係している。


ミス・ユニバースで世界一になった女性が、賞金をもらう」のは素晴らしくて、「売春は悪い」と言うメンタリティは何に起因するのだろうか。
「お妾さん」は良くて「援交」は悪い
「主婦」は良くて「不倫」は悪い


人生は過酷である。何ら形で私達は「生きるための手段」を得なければならない。
それは、常に何らかのバーターである。
コミュニティに貢献してコミュニティから見返りを受ける。
コミュニティとは同じ価値を共有する個人の集まりである。

つまり夫婦という2人の関係でも、援交という局面での2人の関係でも「コミュニティ」として同様に使うことが出来る。
無論、江戸幕府の大奥も、幕府の収益構造(租税システム)が入口になり「将軍の性的な欲望の満足」が出口になる。
なぜヤクザをしているのかと言う問いかけに「いい女と寝たいからだ」という答えを誰かが言っていた。飲食店のみかじめ料が女に贅沢させる資金として消える。みかじめ料が正当な金額の範囲内ならば問題はない。ヤクザ稼業は過酷だし、競争相手(警察や一般市民)も容赦ない。年金も十分ではあるまい(あるのかなあ?)。大変だよなあと思う。

特に恥ずべきことではない。正直な生き方である。







このニューズウイークの記事においては、「北朝鮮の独裁」を避難する事が趣旨であろうが、僕から言わせてもらえば、「セックス」はあらゆる関係性の中で意味を持っているのである。

社長と寝たら給料のいい役職につけるなどというのは当たり前である。
男と女が共にいれば何らかのコミュニティとなるし、そのコミュニティにおいては「セックス」と言う要素はおおきい。


しかし、年取って、魅力がなくなった時の身分の保証が問題である。
昨今のMeToo運動は、この観点から考えるといろいろと分かってくる。
「使い捨てた男(正当な扱いをしない)が、公開の場で処罰される」ということは、コミュニティにおいて「正当な扱い」が保証されるのだ。

なぜ今なのかということも、分かる。かつては「同性のコミュニティ」「家族と言うコミュニティ」がトレーニングを担っていた。しかし、その枠組みは崩壊して、その役割をネットに委託している。
当然。性的な関係と言うプライベートの範囲も変わる。







決して北朝鮮だけが特別なわけではない。
どんなに社会が複雑になろうとも、人権が守られていると言おうとも変わらない。
最後は個人の中にある「抗えない欲望」が残るのである。

そして私達は「年取り、衰え」環境は変る。
栄華を誇る今は失われ、全ての人が去っていく。
大金持ちの孤独な晩年の話は「市民ケーン」に始まったことではない。


だから文学の価値がある。







ニューズウイーク 2018年7月2日(月)12時20分 より

金正恩の「美少女調達」システムに北朝鮮国民が怒り




金正恩の叔父、張成沢の粛清をきっかけに、政府に選ばれた少女たちの一部が権力者の性の玩具にされていることを北朝鮮国民は知ってしまった>

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は30日、金正恩党委員長が中国との国境に面した平安北道(ピョンアンブクト)の薪島郡(シンドグン)を視察したと伝えた。同郡には、2011年に「経済地帯(特区)」に指定された鴨緑江アムロッカン)河口の中州・黄金坪(ファングムピョン)も含まれる。黄金坪は中国との共同開発計画があるが、主導していた張成沢チャン・ソンテク)元党行政部長が処刑されて以降、中断している。

張成沢氏の処刑は、北朝鮮の政治経済に様々な影響を与えた。多くの人々が「一味」と見られて粛清され、その中には北朝鮮きっての「イケメン」と言われた元俳優や、同氏と愛人関係にあった元スター女優のキム・ヘギョンもいた。そうして消し去られた人の数は1万人とも言われ、北朝鮮社会が負った人材面でのダメージは小さくなかったはずだ。

<参考記事:【写真】女優 キム・ヘギョン――その非業の生涯>

しかしそれ以上に深刻なのが、北朝鮮国民の胸の内に芽生えた疑いと怒りだ。韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使が近著『3階書記室の暗号 太永浩の証言』(原題)で明かしているところによれば、北朝鮮国民は張成沢氏の愛人関係が明るみに出るに従い、権力層の腐敗堕落ぶりを知ることになった。日本では、故金正日総書記が愛した「喜び組」の存在はよく知られた話だが、北朝鮮の庶民は、そういったことをまったく知らない。

<参考記事:【動画アリ】ビキニを着て踊る喜び組、庶民は想像もできません>

実は、朝鮮労働党の中枢機関である組織指導部には、「権力層に仕える女性」を選抜、管理する特別なセクションがある。その名も「5課」。中央から道・郡・市などの末端にいたるまで組織網を張り巡らせ、14〜16歳の美少女を選抜し、各種の専門家に養成するのだ。選抜された女性たちは、「5課対象」「5課処女」などと呼ばれる。朝鮮語で「処女」は若い女性や未婚女性を指す言葉で、日本語の「乙女」のニュアンスに近い。

5課の存在は、以前から北朝鮮国民の間で広く知られていた。太永浩氏によれば、北朝鮮の庶民は従来、娘がこのような対象に選抜されることを喜んでいたという。名誉でもあるし、選抜された少女の家庭には様々な恩恵が与えられるからだ。

ところが張成沢氏の粛清をきっかけに、5課に選ばれた少女たちの一部が権力者の性の玩具にされていることを、北朝鮮国民は知ってしまったのだ。

太永浩氏は前述した著書の中で、次のように言っている。

北朝鮮国民は張成沢の不正と醜聞を通じ、腐敗堕落した白頭の血統の実像を目撃した。金氏の家門は共産主義プロレタリア独裁の皮をかぶり、あってはならない奴隷社会を建設した。私は張成沢粛清が、今後、金正恩政権のアキレス腱になると見ている」

この記事では、生の玩具になった女性たちが、魅力が衰えた後でどう扱われるかがはっきりしない、そこが知りたい。
一夫多妻や離婚を繰り返しながら生活費を払い続ける方々は「性」と言う嗜好品の依存症である。

遊郭などでも引退後の女性をいかに扱うかはしっかりしていたという。なにせ自分たちの老後の保証である。
介護施設がある現在の状況と、「熟年離婚少子化」が一般的な昨今の風潮は深い関係がある。

多くの「社会制度・しきたり・風習」は皆根拠がある。因習と一言で片付けるのは簡単であるが、自分自身を見えなくしてしまう。



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