母と最後に作った梅干し

母と最後に作った梅干しが出来上がった。

母が私達を育ててくれた家には1本の梅が植えられていた。
母は、昔からその梅の実で梅干しを漬けていた。
やがて実生の梅が3本増え、4本の梅の木が梅をつけるようになった。

5年くらい前から、私は母と一緒に梅干しを作っていた。
昨々年位から、母は梅干しを作れなくなり、私が一人で作るようになる。

母は、梅をつけている桶を毎日覗いては、「そろそろ干したらどうだろうか」「もう食べれるかねえ」と私に話すのだった。

「どこで、こんな上手に梅干しの付け方を習ったのかねえ」と言う母に「『あい大学』で習ったんだよ」と言うと「あはは」と元気に笑う母の顔が思い出される。


紫蘇に漬ける。

最後に壷に入れる。

このページから。





今年の梅干しである。
お世話になった方に送った。



窓から、梅の木が見える。
母は、雀に餌をやるのが好きだった。

このブログの最初の写真である。


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