ウイキーリークスの事
国家の機密とか言っているが、国家って言うのは税金の使い道をどうするか委託された組織に過ぎない。
ということは、勝手に「機密」と名付けて秘密にして、市民を誤った道に誘導してはいけないのである。
企業も同じである。
企業は株主の為に有るのかもしれないが、その前にあらゆる市民の為にならなければならない。
しかしながら、現実を見ると良い。
薬害にしても、兵器を作る企業にしても、不健康をバラまく食品産業にしても、国家とグルになって市民を食い物にしている。
銀行が経済を破綻させながらそのオーナーは金持ちのままである。
本来『企業を監視する役割を与えられている国家』は監視ではなく擁護している。
国家や企業の情報のリークがこれだけ「はやりだしている」のは、「戦争、経済破綻」といった事にみながうんざりしているからだと思う。
市民の自衛である。
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僕は、なぜリークが許されるべきかと言う問いかけにはこう答えたい。
誤った方向へ世界が進まない為の行為だと。
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町山智浩 というアメリカの事をラジオで話す人が「ウイキリークスの為にイラクでの情報提供者の命が危なくなっているからこれは悪だと」言うアメリカの模範解答をラジオで話していた。
全くの間違いだと思う。
そもそも、あの戦争でどれだけの人間が死んでいるんだ。
次の戦争を止める可能性のある「リーク」を潰したがっている側に立ってどうする。
リークする行為が政治を委託された「政治家、官僚」を監視するのだ。
マスメディアだけでは出来ない事が始まろうとしているのだ。
情報のオープンソース化である。
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かつて、リークは困難であった。
膨大な量の文書を多くの市民(研究者、対抗する権力)に見せる事は手段が無かった。
今はそれが可能なのである。
リークは個人の正義感がさせる最後の手段であり、「不正を許さない心」がなせる技である。
ああ、僕も何かリークしたいなあ。
その前に重要な情報には近づけない。
これは残念な事である。