幸運な病のレシピ( 1965 )夜:チヂミ(イカとニラ)、ラスク(クリームチーズ・鴨のパテ)、春雨サラダ、後に安売りの刺し身で手巻き寿司

【 2020/2/29の食事 】

明日が誕生日なので今日少し飲むことにした。

妻はパートで21時過ぎに安売りの刺し身を買ってくる。還暦のパーティは朝からの料理とチヂミを焼いた。輸入食品屋さんで買った「鴨のパテとラスク」を合わせた。オ−ドブル風になった貧しい家庭でクリスマスしているようで物悲しいだ。
小学校の頃、父の実家(徒歩20分)にクリスマスのケーキを貰いに行ったことを覚えている。みぞれで寒かった。母の実家には親戚一同がよく集まってごちそうを食べた。当時は本家の財産(長男のもの)を分家(他の兄弟)で分けるなどということは考えもしなかった。

食事には「財産の分与」「利子の支払い」「共通の価値の確認」と言う側面がある。

戦前の民法家督制度は長男に優先的に財産を相続させた。
その代わり本家は分家に「利子」を払っていたのである。
農家や家業を持っていた時代のメンタリティだ。本田もソニーも松下も小さな商店だった時代が有るのだ。
社会の変化を学者はきちんと見つめていない。「三丁目の夕日」をもっと読むといい。

僕らは共に一緒に生きる「家族」を失ったのだ。

父の実家は商売をやめ、母の実家とは絶縁した。兄弟とも喧嘩してもう合うこともない。
僕らは共に一緒に生きる「家族」を失ったのだ。
文化人類学のポトラッチとかクラと呼ばれる風習は「家庭=企業」のメンタリティと重なる。
本家の財産を分ける行為を「たわけ者(田を分ける=生産資産を分割する=競争力の低下)」と呼ぶ。




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父に午前と午後にイチゴを持っていった。
美味しい美味しいと食べてくれる。
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「商品化された食事」「政治的に正しい皿の上の栄養学」が『ガンや、認知症、心疾患に循環器、壊疽に肺炎、透析に眼底網膜症、骨阻喪症にリュウマチ痛風膠原病に難病指定、薬で下がる検査値の異常(糖尿痛颶風高血圧に高脂血症)』を生んでいる。
「病(と医者が呼んでいる災厄)」は食事の反映でしかない。

炭水化物は毒ではない、誰もが抗えないほどに魅力的すぎる。食卓は、炭水化物が中心になり、緩慢で直接的な因果関係の見えない欠乏症を生む。
食事作りは面倒だ、私達が作れなくなったのには理由がある。そして僕は毎日素材から食事を作る。



今日の食事が死に方を決める、明日の食事が生き方を決める。
『炭水化物がいらない食卓』はこちら『幸運な病のレシピ 宣言』は[http://d.hatena.ne.jp/masay