「精神科医にも拳銃持たせて」の深層

僕は、糖尿病の治療に内科で治療を受けていた
糖尿病を治す薬ではないと内科医が自白したので治療を止めた(笑)。
そして、数年の後に眼底網膜症電失明の危機を宣告され、レーザ凝固とインスリン治療を勧められた。

その後、食事を根本から見直し(現在も)問題は回避された(と思う)。


なぜ、医師は自分の身に危険を感じるのだろうか?

患者が暴力を振るうと思うのは何故だろうか?






医療はその本質において「侵襲」である。
昨今の生活習慣病は「治ることがない薬」に頼り切っている。

確かに、検査値を正常にするには役に立つ。

しかし、いずれ「薬」はその本性を現す。

それが分かっていながら、「臨床の苦しみ」を紛らわせるために処方する医師の立場も分かるが、患者のことを考えない医師が多すぎる。




母は、亡くなる数年前から「ディバス」を過剰に処方されていた。
確かに、薬を飲めば心の不安は消えたのだろう、眠れたのだろう。
しかし、もっと大きな問題が内に進行する。






僕が悪かった。
もっと話を聞いてあげていればよかった。
どんなに不安で辛かったろう。



医師を責める気にはならない。
医師にとって、処方は飯のタネだし、効く薬を出さなければ他の医師に患者は奪われる。

自分が売らなくとも、「どうせ奴らはどこかから買う」とうそぶく「覚醒剤を得るヤクザと」五十歩百歩である。

問題は、薬に依存しなけrばならない様な「社会」にある。
格差は広がり、貧しさは自分に能力がないからだと、「自己責任」とされる。
構造化された勝ち組ー負け組の社会は、偏差値と生まれで負け組を作り、「病人」か「テロリスト」を生むのだ。


終戦直後、覚醒剤は「ヒロポン」と呼ばれ愛用されえいたことを忘れてはならない。



決して医師が「患者」うを傷つけているわけではない。しかし、綱を付けられた犬は、綱を憎む。
医師も被害者であることを気が付かねばならない。
外車を買える程度の給料じゃ割に合わんぞ。

医師は患者に、『薬(政治的に正しい治療マニュアル)は治さない(苦しみを解消しない)こと』をはっきりと告げるべきだ。


勝てないことが分かったら、白旗を上げることだ。



患者を騙してはいけない。

やがて気がついた患者は医師に銃を向ける。
当然である。




僕も、眼底のレーザ治療を何度も続けて行けばやがて目は戻らないまでになるだろう。
インスリン投与には、多くの問題があることを知っている。

それを知らないで、「治療」を再開していたらどうなっていただろう。

気がつけた僕は幸運である。




僕の(今の所の)結論

現在の生活習慣病のほぼ全ては、社会の問題である。

家庭というシェルター、家族というコミュニティを大喜びで私達は破壊した。
その結果を予測することは不可能だったのだ。



それでいながら、メンタリティは残されたままだ。
そのために多くの構造(利益を特定の人に集める仕組み)が残り、ますます災厄はふかまっていく。

市場が提供する食事、それを食べなければならない環境、病人への投薬が利益に直結する医療。

社会の問題であるのだから、人と人とのつながりの中でしか解決の道は開けないだろう。
しかし、それを見つけるのは困難である。



僕はその試みのいくつかを「依存症の自助グループ」に見る。
エレメンタリーMDAAAの会AAの会


僕はエバンジェリストになろう。




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精神科医に拳銃を」、医師が語る“本音”
批判よりも、「よく言った」という発言ばかりがネットで拡散

WEBRONZA 2018年07月10日



香山リカ 精神科医立教大学現代心理学部教授


 精神医療と人権をめぐって、またたいへんなできごとが起きた。

 そして、それ以上に深刻な問題は、そのできごとに対する医療の世界や世間の反応だ。私も精神医療の世界にいる人間のひとりとして、“身内の恥”をさらすようで気が引けるのだが、今回はあえてこの問題を取り上げてみたい。

 先日、日本の精神科病院の多くが加入している組織のトップが、別の医師の発言とはいえ、自筆原稿に「精神科医にも拳銃を」と記して波紋が広がった。

 その組織とは、全国の精神科病院でつくる公益社団法人日本精神科病院協会」だ。日本精神科病院協会には平成29年度末で1205病院が加入しており、これは全国の精神科ベッドの85%にあたるという。

 問題の文章は、この協会の会長である精神科医・山崎學氏が、協会が発行する機関誌5月号の「巻頭言」と題する連載コラムに掲載した。今回のタイトルは、「欧米での患者中心医療の外側で起こっていること」だ。その後、この文章はウェブでも公開されていたが、現在は閲覧不能となっている。

「業界」を揺るがす大問題
 山崎氏はこの連載コラム「巻頭言」で過去10回近く、自身が理事長を務める民間精神科病院の鶴田医師が朝礼で話した内容を「興味深かった」として紹介している。今回もそのスタイルなのだが、鶴田医師は朝礼で、「精神疾患の患者への行動制限を減らす試みが世界の医療現場で進む一方、米国では患者の暴力に対応するため武装した警備員が病院に配置され、暴れる患者を拘束したり拳銃を発砲したりした事例もある」と話したという。そして、「欧米では、もはや患者の暴力は治療の問題ではなく治安問題になり、さらにアウトソーシングされてミリタリゼーションになりつつあります。そして欧米の患者はテロ実行犯と同等に扱われるようになってきています。これも時代の流れなのでしょうか」としたあとに、「ところで、僕の意見は『精神科医にも拳銃を持たせてくれ』ということですが、院長先生、ご賛同いただけますか」と述べたのだそうだ。

 “院長先生”と呼びかけられた山崎会長の反応については書かれていないのだが、「医師として許されない発言なので注意した」という言葉もない。わずかに文末に「精神科医療現場での患者間傷害、患者による職員への暴力に対応するため、協会として『精神科医療安全士』の認定制度を検討している」とだけつけ加えられているところを見ると、決して鶴田医師の発言を否定的な意味合いで紹介したのではなさそうだ。

 この「巻頭言」は、精神科を受診する患者さんたちがひどく暴力的で危険な存在という誤解を招くものである。

 また、患者さんが暴力的な行為をしようものなら、人権意識も倫理観もかなぐり捨てて「銃で防衛」などと考える医師がいることも驚きであるし、さらにそれを精神医療の大きな組織のトップが肯定的に取り上げたことは、やや大げさな言い方をすれば、「業界」を揺るがす大問題と言ってもよいだろう。

 ネットでこの「精神科医にも拳銃を」という発言に注目が集まるようになると、朝日新聞をはじめ、いくつかの新聞、雑誌、テレビのニュースがこれを取り上げた。中には、山崎会長が執筆した過去の「巻頭言」の民族差別的な内容や、会長が安倍晋三総理と昵懇の仲であり、自身のフェイスブックのヘッダー画像にも安倍総理とがっちり肩を組んでいる写真を採用していることについて触れる記事もあった。......................................

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