庭いじりの贅沢 ツルバラ、フキ、木蓮、芽吹きの季節

毎朝父のポットに入れたお茶を持っていく。
起きていることもあれば寝ていることも在る。

少し片付けて、掃除などをして、庭を見て回る。
この季節は一気に芽吹いて面白い。


垣根に咲いていた菊である。
母が好きだったのだが、垣根の土が痩せていたのでこちらに持ってきて肥料をやった。
今年の秋は上手く咲いてくれるだろうか。




いちご、下の子が随分前に買ってきて大事に育てている。
毎年実がなると少し食べさせてもらえる。
来年からは、僕が世話をすることになっている。



鯉が寒そうにしている。
池の傍に行ってもエサを欲しいと寄ってこない。



千両が芽吹いている。
嬉しい。
僕より年長だろうか、枯木は味わいがある。




千両の足元には葉がついている。
岩で潰されても、合間から出てくる。
なんとも嬉しいものである。


松の下のツツジかをぬって蔦が上がってくる。
今年は伸ばしてあげよう。





木蓮、大変艶やかである。







フキが群生する。
みたことのない葉が出てきていたりして嬉しい。



ツルバラは面白い。
家の入口でライラックに絡まって、夏は沢山の赤い花が咲く。
母は大好きだった。
ヒバを切った後で大きく伸ばそうと思った。
毎日、伸びていくバラを見るのは楽しい。
こちらに伸びてもらいたいと思い紐などかけても、思わぬ方向からもっと良いツルが伸びてくる。




気がつけば、伸びないと思っいた芽が一斉に伸びる。

去年のことを考えて、引っ張ろうとすると、まるで違った伸び方をする。
生命は環境の中で生きるのだと実感する。

ふと子どもたちのことを思った。



僕は、母の言うことも聞かず何度も転職をした。
そこらじゅうで喧嘩しては飛び出した。
警察沙汰を起こしたこともある。



母の父親の笹川三作さんは理が通らない男の手足をのこぎりで切ってやろうと思い殴り込んで警察に捕まった(笑)。
詳しくはこちらこちらを見てね
母は気性の荒い女性だった。
いつか母と三作さんの話を書いてみたい。

それは僕の物語でもある。


母が、ツルバラを好きだった理由がわかった。








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