『幸運な病のスタディ』(2)インスリンの発見 糖尿病(2)
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誰でも、年取って膵臓が衰えてきたならば、血糖値は落ちなくなってきます。
僕は「糖尿病=高血糖状態が続くこと」を病気だとは思っていません。
体の自然な反応なのです。
身体は加齢とともに、不可逆な変化を起こしていきます。
しかし、食事を変えることは難しいのが私達の環境です。
生活左右看病と言われる「病気」というのは、治療に終りがありません。
インスリンという特効薬は膵臓の機能を失った人達にとっては福音でした。
しかし、特効薬は病に向き合うというとても大事なことを「不要」としてしまいます。
インスリリンはブドウ糖を煙のように消してはいません。
単に食事で体内に入ってきたブドウ糖を「脂肪組織と筋肉組織の中に」隠しているだけなのです。
太っていない人は肝臓で、中性脂肪やコルステロールへと代謝されます。
結果として、血糖値は上がりません。
つまり、僕のような糖尿病患者の血糖値が落ちない食事は問題のある食事なのです。
誰もが進む道、年老いて身体の組織が徐々に機能しなくなっていく。
そんな時に、私達はどのように生きれば良いのでしょうか?
参考文献
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