父と過ごす、年老いてからの食事の問題。

父は87歳である。
1/5に母を亡くして、私達とともに生活をしている。



ここ1年ほど毎日の食事は私と妻で作っていた。

その頃から、自分たちが同じ年になって、食事を作れなくなったらどうしようかと真剣に向き合うことになった。


僕は糖尿病である。炭水化物を適切に処理できないので、食事はほとんど自分で作らなければならない。

面倒だなと思う人もいるかもしてないが、そうでもない。
健康に死を迎えるにはとても大事なことである。

この食事は、年寄りの介護のための食事ではなく、僕自身が健康に生きるための食事である。
そして子供もいつか老人になる。その時に、思い出してもらうための食事である。

このことを伝えるのが、僕の考えている『私達のための家政学』である。





今日の夕食
できるだけ多彩なタンパク質を適切に取ることを主眼においている。

ヨーグルト 整腸と果物:これを見ると「アイコ(母のこと)が好きだったなあ」とつぶやく。


皿 多彩なタンパク質  1850円(5人前)÷5=370円

豚ロースシャルピオン風 玉ねぎのすりおろしに漬け込んで、
キノコとピーマンでソテーする
200
鯖の焼きびたし 朝焼いた鯖を醤油と生姜と酒で煮込む 100
海老の唐揚げ 販売品 結構好きである 250
イカの唐揚げ 販売品 結構好きである 250
ザーサイ 販売品 結構好きである 200
鰹のたたき 冊で買ってきて薄目に切ってポン酢 250
レバーの照り焼き 鶏レバーを刻み、塩コショウでオーブンで燒く。
ごま油を垂らす
180
スクランブルエッグ 朝の残り 20
タコブツ 煮だこを買ってきてぶつ切り 200
ベビー帆立 母が好きだった 200


汁 野菜を摂る  600円(5人前)÷5=120円

鶏むね 火を通して、煮汁をベースに作る。ダシの役割をする。 200
キノコ 少量でいいから2種類以上入れる。椎茸と舞茸が入っている 200
白菜 茎(組織のしっかりしている部分)は最初から煮て、
葉は味付けが終わったところで入れて
すぐ火を止める
50
ネギ 細かく刻んで入れる 30
ブロッコリー 朝の弁当の残りを放り込む。 50
ほうれん草 茎は白菜の葉と一緒で、
葉の方は煮ない(火を止めた後)
50


ご飯抜きで一人前500円である。弁当買うよりもいいだろう。
ご飯はできるだけ少しで済むように皿と汁の後で食べるように誘導する。

父母の食事を作って来た一年での発見としては、「汁の発見」が大きい。
母にどうやって野菜を適切に食べてもらおうかと考えて、試行錯誤の結果である。



お酒は欠かせない。
やはり親子である。

母が亡くなる前は2杯だったお酒が3灰になった。
今日は、早めからご飯を用意して、酒は残した。
「お酒残ったら僕が飲む」と話したら2.5杯でやめて、お酒を僕にくれてご飯を食べだした。



酒に対しての依存の問題に関しては、自分の心の問題も含めて近日中に又考察したい。



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