糖尿病患者への『エンパワーメント』ってなんだろうか? 教育の本質ってなんだろうか?

糖尿病の「患者教育」という実に奇妙で欺瞞的な物と僕は25年付き合ってきた。

『教育』の本質はそのコミュニティで、「知識の体系の承認」「既得権益の維持・拡大」を目的とする。
パウロフレイレさんは、『教育は常に政治的で決して「中立的な教育」などというものはない』と断じている。

教育はコミュニティの維持のためであり、生徒のためではない。
新たに構成員になる生徒にを選別、矯正、排除する過程なのである。



医学の権威に重複させるために、恐怖を植え付けるのである。
僕は嫌だった。
恐怖よりも「正確な情報、実際に行えるダイエットのルール」を求めた。



しかし、医師や看護婦の繰り返す生活指導は継続が無理なものだった。
ダイエット->リバウンドこれの繰り返しである。

最近、ダイエットは「薬物中毒からの回復」によく似ていると思う。
エレメンタリーというTVのシリーズを見ていて感じたのだが.......





そして測定の数字が良くならないと、医師は脅かし、恐怖を植え付け、生活を変えさせようとする。
忠実に投薬やインスリンを続けると、医師は褒めて患者を支配する。


大事なことは、医師は『支配する』などということを意識していないのである。
力づけているつもりなのである。

細胞が求めている物を私達はたやすく自分の自由意志で求めている思う。

大事なことは、患者を医師の思い通りに生活をさせたいのである(それが治療だと思っている)。
そういう指導のもとでは、患者は支配されていると思うのである。


アドラーさんは、自立させたいならば「怒るな、褒めるな」という。



『エンパワーメント』の適切な日本語は『見放し』である。
権威に対しての依存を断ち切ることが「自立」を目的としている。




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