仕様探求の旅に出かけよう(6):アジャイルの誤解

アジャイルさんすみませんでした。
僕が間違えていました。

アジャイル=どんどん仕様が変わるから手がつけられない開発
ウオーターフォール=しっかり仕様を決めてから開発するから納品時に問題が起こりにくい開発

こう言う風に大ざっぱに考えていたんだけど、どちらでも、トラブルは起こる事は知っていた。

アジャイルはモックモデルを早いうちに作り、何度も作り直して完成に近づけて行くと考えていたんだ。

ところが、『アジャイルラクティス』と言う本を読んでみたら、全く違っていたんだ。


重視するのはフィードバックなのだ。

確かに、多くの経験では早めに出したモックをキチンと見てくれていなくて、そのまま開発に入りひどい目にあった事が何度も繰り返された。


モックをいくら奇麗に作っても顧客がまじめに見なかったら有効なフィードバックは生まれない。

モックをプログラムで作ってしまったら、コードを捨てられないから後戻り出来ない。

製造に入っても、素早くフィードバックを受けなかったら駄目なんだ。

短いサイクルで見てもらって道が正しいかいつも見直して行く事がアジャイルなのだ。

その為には、多くのノウハウが有る。

そう考えて行けば、アジャイル的な顧客や開発チームの関係で「ウオーターフォール」的な開発も有りなのだ。



この本は面白い。



いま、先に納品したモックに対して30画面くらいの変更を入れているが、これはまだ開発開始前なのだ。
月~火曜にお客さんが見てくれてその間に詳細の設計を行う。
今週の終わりには2回目のフィードバックが帰ってくる。

良い速度だ。


そして面白い。

200265