2012年のタケノコ、オレンジソース成功
タケノコと言うのは全ての幹が地下茎で繋がっている。
そして、それぞれの場所からお日様を目指して伸びて行くのだ。
生命が『DNA』と言う共通の『茎』を持っている事と良く似ている。
岩の固まりだった地球は「マグマの熱」が硫黄やざまざまな科学物質を作って行った。
そんな環境の中で『油の膜で外界から区別された固まり』が出来た。
それが生命の始まりである。そしてそのものは『自分を増殖させること』を目的としている様な振る舞いを見せる。
その仕掛けがDNAであり、その仕掛けで増殖を始めた物が単細胞生命であった。
様々な環境の中で行きて行ける様に多様な形を持ち始める。何の為に『進化』と言う概念が有るのかと言うと、「どうして世界にはこれほど多様な生命が存在するのだろうか」と言うといかけに対しての説明なのだ。
「神」と言う概念もそれを説明している。
しかし、生命のヒルエラヒーのトップに人間がいて、神様の代理人で全ての生命に対して絶対的な権限を持つと言うのは頂けない。(そうは言っていないかもしれないが、そう見られてもしょうがない。絶対的多数の一般信者はそう思っているのだから。)やがて、真核細胞が生まれ、それぞれのDNAを取り込み付けたし、削除して、生命は複雑化して行く。
行きて行きたい。自分と同じ生命を増やして行きたいと言うのは生命の基本的なのぞみである。僕らが「卵子+精子=単細胞生命」から始まって、お魚になり、爬虫類になり、鳥になり、お猿さんになって生まれてくる。
これは「個体発生は系統発生を繰り返す」呼ばれている。僕らは45億年の進化の歴史を10ヶ月で経験するのだ。
僕らは、単細胞生命から綿々と続くDNAの繋がりを持っているのだ。
僕らの体は、単細胞生命だった頃の記憶を持っているのだ。
それは、「糖尿病」と言う厄介な現象も生むのだ。
タケノコを掘りながらそんな事を考えた(笑)。
今回、マサヒト君が23本掘った。(去年2本)
来年は僕より多く掘るだろう。
こうして繋がって行くんだなあ。母は大喜びである。
僕はきっとタケノコを見るたびに母を思い出すんだろうなあ。
灰汁抜きしないですぐに茹でたみそ汁は格別である。
旨いのだが、僕ら以外誰も食べることができない味である。
時間が経つとえぐい味がして来て余りよろしくはない。
この季節は山菜とか煮しめとか旨くてたまらない物ばかりである。
オレンジソースで野菜と豚の薄切りをソテーした。
昼間会社で作って失敗したのだが、リベンジである。結構旨い物だ。
オレンジソースは簡単で旨い。
次は片栗粉でなくてコーンスターチを使ってみよう(笑)。
195271